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第17回全菓連青年部九州ブロック北九州大会

門司港や関門海峡を観光

菓業青年会・全国菓子工業組合連合会九州ブロック北九州大会 第61回菓業青年会九州ブロック北九州大会・第17回全国菓子工業組合連合会九州ブロック北九州大会は、6月13~14日、リーガロイヤルホテル小倉で開催され110名の青年部員が参加した。全菓連からは堤副理事長、丸山福岡県菓子工業組合理事長、槌谷青年部部長が参加した。

 大会では、菓青会九州ブロック楠本克実会長より「九州各県より優秀な経営者と技術者が北九州に集まり、活発な意見交換を行い、何か一つでもお店にヒントになることや良い情報をつかみ、この大会が有意義なものになってほしいと願っています」と歓迎の言葉を述べた。堤副理事長より「私が菓青会時代から、何十年ぶりに北九州の北の方に来ました。福岡県の丸山理事長とは菓青会時代からの友人です。来年は熊本大会と聞いていますが、熊本県菓子工業組合では護国神社にお菓子の神社を建立しており、秋口にはできるので来られた際はぜひお参りをしていってください」と述べられた。

 議事では、次期開催地が熊本市で行われることが承認された。松下ブロック長より「来年2月に全国交流会を三重県か愛知県で開催予定です。ブロック補助金は2年間で400円/人になることが承認されました。これから頑張っていきますので、力を貸してください」と報告があった。続いて、槌谷部長より「2年後に三重県で全菓博が開催されますが、実行委員長である赤福の濱田会長と連絡を取り、青年部を中心としたプレ菓子博のような活動ができないかと、協議を進めています」と挨拶した。

 本会議終了後、元西日本工業倶楽部総料理長天川正道氏による「料理と私」の記念講演が行われた(以後掲載)。懇親会では、西村嘉孝大会実行委員長より「菓青会に入ったことで、商売をする上で、いろいろなことを教わりました。それが一番の宝と思います。1年に1度ではありますが、各地の先輩方や仲間に出会えるのは九州ブロック大会ならではと自負しています」と歓迎の挨拶があった。

 翌日のエクスカーションでは、門司港レトロ観光を散策した。まず、関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)を訪れた。中心部にある吹き抜けで、関門海峡の歴史を紹介されている。海峡歴史回廊では、歴史に残るシーンを、人形を使って再現している。最上階からは、関門海峡を一望できる。関門海峡では潮流が速いうえに、航路が狭いため事故が多く、航行する船舶の安全のため潮流の方向や速度等の情報が記号表示される潮流信号所がある。小型船から大型船の操船を体験できる操船シミュレーターがあり、海流の速さも再現されている。海峡内は遊泳禁止で、泳いでいる人がいた場合海上保安庁が出動する。

旧門司三井倶楽部 次に国指定重要文化財である旧門司三井倶楽部を見学した。大正10年に三井物産門司支店の社交倶楽部として建築され、翌年にはアインシュタイン博士夫妻が宿泊された。木造二階建てで、個性的な外観、内装はアールデコ調の装飾が施されている。アインシュタイン博士夫妻が宿泊された当時を再現したメモリアルルームには、レプリカだが博士の直筆サインが展示されている。他に、作家の林芙美子記念室があり、ゆかりの品物が展示されている。

 その後、日本で唯一の歩行者専用の跳ね橋を通り、門司港レトロ展望室に移動した。展望室は高層マンションの最上階にある独特の構造をしている。高さは103メートルで、門司港レトロを一望できる。小倉駅前には、銀河鉄道999の主人公である星野鉄郎とメーテルの銅像がある。漫画家デビューする前の松本零士氏が、小倉に住んでいた時に着想したことがきっかけで設置されている。

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