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「出羽三山献菓祭」挙行される

山形県銘菓奉献祭

あいさつする佐藤松兵衛理事長 今年も出羽三山合祭殿で、第63回山形県銘菓奉献祭「出羽三山献菓祭」が挙行されましたのでご報告いたします。

 毎年6月20日に開催される、山形県菓子工業組合主催の祭典、「献菓祭」は40社のご協力のもと、挙行されました。

出羽三山献菓祭 6月下旬とはいえ、途中の湯殿山神社一帯は残雪もあり、雪解け水の瀬音も清々しく、凛とした空気に包まれ、神々の懐に抱かれたような出迎えをいただきました。月末には夏越の祓が控えており、茅の輪が用意されていましたので早速、「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶといふなり」と唱え茅の輪を潜り、合祭殿へ。

 まず初めに佐藤松兵衛理事長のあいさつがあり、続いて宮野宮司よりお言葉を頂戴し、神事に移りました。

 コロナ禍が3年以上も続き、今年もいつものような献菓祭とはいきませんでしたが、佐藤理事長を始め、十数名の組合員の見守る中、厳かに執り行われ、組合と組合員の発展を祈祷しました。

 数年前から、県内の組合員だけの行事にしておくのは如何なものかと、広く全国の菓子屋さんに呼びかけたところ、出羽三山のご利益が頂けるのならと、沢山の賛同者にご参加いただけたことは、コロナ禍で沈滞気味の菓子業界にとり、大変な励みとなっています。

 来年こそはコロナも終息し、賑やかな献菓祭にすることを誓い、お山を下りました。

 出羽の恵みかすり家本店・東海林文明