商(しょう)は笑(しょう)なり、笑(しょう)は勝(しょう)なり
田中真澄氏を迎え新春講演会開催
東菓工協力会総会・講演会
東京都菓子工業組合には、組合員と関連業界との連携・親睦・情報交換・事業活動の協力等を通じて、両業界の共存共栄を図り振興発展を目的とした「東京都菓子工業組合協力会」という有力な支援組織が有ります。
昭和54年に創立され33年の歴史が有り、現在52社の会員がおります。
年間行事として講演会・勉強会の開催、懇親会及び研修旅行が実施されています。
平成24年2月21日(火)東菓工組合員・協力会会員・他100名を超える参加のもと新春の講演会と合同懇親会が上野精養軒にて開催されました。
講演会
今回は、ヒューマンスキル研究所所長・田中真澄先生をお迎えして、積極的に生きる『明日を生きぬくヒント』をテーマに講演をして頂きました。
田中真澄様は1936年(昭和11年)福岡県でお生まれになり、1959年東京教育大学(現・筑波大学)を卒業、日本経済新聞社に入社、日経マグロウヒル社に出向され、「日経ビジネス」を始め数々の専門雑誌の創刊業務に携わり、2004年にヒューマンスキル研究所を設立、以来7000回を超える講演をされ「一万円出しても聴きたい講師」ベストテンにも選ばれております。
「明日を行きぬくヒント」のキーワードとして、1、人生観 2、仕事観 3、能力観の主題で大変興味の有る講演でした。
冒頭、「人生100年生きる事を目標にしなさい」と話されました。
以前は人生80年位でしたが、現在100歳以上の方が全国にも5万人に居られます。
福沢諭吉の語録にも「一身にして二生を生きる(経る)」が有ります。60歳定年後の余生を考える事でなく、60歳以降の40年を第二の人生として計画を実行する事が大事である。終身現役を継続する事を目標とする、その人生観が必要である。
2、仕事観として、終身現役は「事業主・自営・商売・プロ」を継続する事であり、それを成功させる為に「チャンスと準備することで可能になる」を説明されました。
3、能力観について、現在では学校教育・家庭教育で能力に関する教育がされていない。
「知識と技術」ばかりの教育で、もっとも大事な「心構え」が忘れ去られています。
心構え=心を作る習慣、これは「行動と考え方」を訓練する事です。
心構えは積極性(前向き)である事、これは「明朗性(明るく)」につながり笑顔になります。
「商しょうは笑しょうなり、笑しょうは勝しょうなり」と申します、「笑顔は最大の集客力」となり、本日出席されておられる事業主さんの経営の発展にも大いに役立ちます。
最後に、①早起き(人間は昼行性)は「健康」「能力アップ」 ②歩くは「若さ」「活力が出る」 ③しつけ三原則「挨拶(いつも明るく)・返事・後始末」を心掛けましょう。
東京都菓子工業組合専務理事・細田正樹