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白蓮賞短歌コンクール開催

全菓博 名誉総裁賞受賞記念

大正浪漫 幻の華 白蓮 第26回全国菓子大博覧会・広島において、最高賞である名誉総裁賞を受賞した別府銘菓「大正浪漫 幻の華 白蓮」は、併せて発売20周年を迎えた。商品の創作元である別府市菓子組合(組合長:原口嘉哲氏)では、平成25年が素晴らしい節目となったことを記念して、地元の新聞社と共催で白蓮賞短歌コンクールを開催し作品公募を行っている。

 銘菓 白蓮とは、湯の町別府から全国に誇れる銘菓を誕生させようと別府市の歴史や文化に由来するものづくりをコンセプトとし、市内の和洋菓子店等が協力し約3年間の歳月を費やし完成させた逸品であり、大正時代の別府の異国情緒あふれる街並みから感じられた西洋文化と日本文化の融合した雰囲気を表現するために、洋風の生地には胡麻とアーモンドを使用し、香ばしい味わいに仕上げ、中には和菓子には欠かせない小豆餡をサンドしている。

 菓名については、大正の恋と言われ、別府とえにし深き女流歌人であり皇室出身の柳原白蓮(やなぎわら びゃくれん)から頂戴しており、明治、大正、昭和と激動の時代において稀有な運命に身をまかせながらも、晩年は平和運動に情熱を燃やし、歌人として誇り高く生きた女性の生涯に感銘を受けたことから、白蓮の愛娘である宮崎蕗苳さんに名前の使用について懇願し、承諾を得て「幻の華 白蓮」は誕生した。

 平成6年4月15日に販売を開始して以降、順調に売上を伸ばし、現在は別府市内の白蓮会会員の店舗を始めとして、大分空港、JR別府駅、別府湾SA等で販売されており、当初の目標どおり湯の町別府を代表する銘菓に成長した。

 別府市菓子組合では、記念の年に名誉総裁賞という大きな勲章を頂き、更に注目を集める銘菓 白蓮の今後に期待すると同時に、文頭で紹介した短歌コンクールの応募作品が全国から殺到することも楽しみにしている。今回は18歳未満の部を設け、型にはまらぬ自由な感情を込めた作品にも高評価が期待でき、賞の種類、受賞人数も多めの設定で、副賞も充実している模様。

 この記事をご覧の方、または皆様の周りに短歌好きな方やチャレンジ好きな方がいれば、是非お誘い合わせの上ご応募下さい。応募要項は大分県菓子工業組合ホームページにて。(かしえん:http://www.kasien.jp  )

 大分県菓子工業組合事務局長・早瀬大雄