「もち米契約栽培調印式」
信頼関係をもって事業継続

このほど山口県菓子工業組合はJA山口県と令和8年度のもち米の供給契約を締結しました。
毎年7月の恒例行事となった契約調印式は、安定した価格で組合員に安全な山口県産のもち米を確保したいという組合の思惑と、生産者の安定的な取引への願いが一致し、2003年から続けられています。
現在は生産地である山陽小野田市で、生産者が丹精込めてもち米づくりに取り組んでいます。
今年度の契約数量はミヤタマモチ438俵、ヒヨクモチ248俵となり、主力であるミヤタマモチは前年を大きく下回る結果となりました。
これは近年、もち米を使った製品の売上げが伸び悩んでいることにより、組合員が前年の契約分の在庫を抱えていることが大きな要因です。
組合としては、需要に見合った適正な数量で契約を結ぶことで、生産者、組合員双方にとって無理のない取引を目指しました。
契約調印式には生産者代表、JA関係者、山口県菓子工業組合関係者が出席し、両者は今後も信頼関係を大切にしながら契約を継続していくことを確認しました。
当組合の坪野理事長は「もち米製品の需要が厳しい状況にあるが、地元産のもち米を大切に使い、消費者に喜ばれるおいしい菓子づくりに努めていきたい。生産者の方々には引き続き良質なもち米の提供をお願いしたい」と述べました。
JA担当者からも「需要の動向を注視しながら、今後も安定した生産体制を維持していきたい。価格については前年同額としているが、今後20%の範囲で価格を変更することがある」との言葉がありました。
今年度、米の相場は下がると言われており、どのように反映されるのか注視していきます。
山口県ではイベントにおいて、紅白餅を撒く慣習は今も根強く残っており、その原料となるもち米の契約栽培事業は菓子組合にとって欠かせないものです。
厳しい市場環境の中にあっても、最善の方法で組合員に有益となるよう、JAとの信頼関係をもって事業を継続してまいります。
山口県菓子工業組合 事務局長・恒松恵子
全国菓子工業組合連合会