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シンボル工芸菓子移設へ

社殿と清盛まつり人形を広島県立食品工業センターに

制作にあたった和洋菓子職人が、撤去作業にも参加しました。 広島空港ターミナルビルの2階、国内線出発ロビーと国際線出発ロビーの間の壁一面に、平山郁夫画伯が描かれた嚴島神社の陶板画が飾られています。その正面に展示されていた工芸菓子「世界文化遺産 嚴島神社」が、このたび撤去されました。

大鳥居もご覧の通りのサイズ。数人がかりで動かします。 工芸菓子「嚴島神社」は、言わずと知れた第26回全国菓子大博覧会・広島(以下、ひろしま菓子博2013)のシンボル展示。広島県内の和・洋菓子職人の技術を結集し、約1年半をかけて、実物の15分の1スケールで制作しました。建物や海を和菓子で、清盛まつりなどの行事の様子や管絃船を洋菓子で作っています。規模は間口10メートル、奥行9メートル。過去の全国菓子大博覧会に出展された工芸菓子の中でも最大級でした。

 ひろしま菓子博2013が終了したのちは、7月30日から今年の6月30日まで社殿の一部と大鳥居を展示し、広島の魅力PRに一役買っていました。

数十体におよぶ武者装束の行列。清盛まつりの風景です。 今後は引き続き7月1日から、大鳥居と管絃船、舞楽人形を残し、ひろしま菓子博2013の説明パネルとあわせて、陶板画の横に移設し展示しています。多くの空港利用者に、伝統の技術をより間近に見ていただき、広島が誇る菓子文化の一端をご紹介できればと考えています。

 なお、撤去した社殿と清盛まつりの人形は、同じく7月1日より、一部を広島県立食品工業技術センター1階、入口横のスペースに移設しました。当時の制作風景の写真も一緒に展示しますので、お近くにお越しの節はぜひお立ち寄りいただき、ご覧いただければ幸甚です。

 広島県菓子工業組合青年部・竹内恒彦

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