山梨県菓子店の投稿
地産地消の菓子づくり
南アルプス市の果物を生かして
和洋菓子を約50種類、製造販売しています。誰もが気軽に買い求めやすく、食べて笑顔になれるそんな菓子を作れるよう日々努力しています。
私の住む南アルプス市は、さくらんぼ、桃、ぶどうなどに代表される果樹地帯なので色々な果物の加工を試みています。
果実は生が美味しい分、加工をすることで味や色が変わるので難しい事が多いように思います。
今、我店で売れている商品にチェリーパウンドがあるのですが製品になるまで試行錯誤を繰り返しました。中でもさくらんぼの加工で難しいのが色の問題です。火を入れると赤から黄色に変わってしまいます。偶然にも近所のさくらんぼ農家から真っ赤になるさくらんぼが手に入り、色味を変える事なく味も生かす事が出来ました。
和洋菓子の製造小売店ということもあり和洋折衷の菓子作りの中で生まれた珈琲ロールが一番人気となっております。コーヒー味のスポンジにバタークリームと大納言小豆を入れ巻いたロールケーキです。
その他に生クリームを使ったものが、8種類ありますが好評です。
また、私の畑で胡桃が採れるのでその胡桃を生かしたゆべしの製造もしております。外国産の胡桃よりも風味良く仕上がります。
一年を通しお客様に四季を感じていただける様、新商品にも挑戦してゆきたいと考えております。これからも皆様にお菓子を食べて幸せを感じていただける様努力したいと思います。
山梨県菓子工業組合 南アルプス支部・つるや 代表・名執栄一