京都府菓子工業組合青年部 お菓子教室お年寄りに笑顔を
京都市立紫竹小学校にて
京都府菓子工業組合青年部は1月16日(土)に京都市立紫竹小学校にて、新年初めてのお菓子教室を実施致しました。今回は紫竹民生児童委員協議会(以後 民生委員)の方々と紫竹鳴海餅の藤井博氏が主体での教室で33名の地域の方々と共にお菓子作りを実施致しました。
こちらの民生委員の方々は月に一度取り組まれている「健康すこやか学級」の「ほっとホットサロン」という活動で、地域のお年寄りに集まって頂き、脳トレや筋トレなど、様々な活動をされております。その活動の一環として、今回お菓子教室を実施させて頂きました。当日は北区福祉協議会の方も視察に来られておりました。
以前より関部長の意向として「今までは子ども達を対象としたお菓子教室が主だったが、今後は地域の方々や、福祉の関係にも力を入れていきたい」といった思いがあり、今回はまさに関部長の思いに合った、新たな試みとなりました。
まず初めに藤井博氏(紫竹鳴海餅)による菓子の文化や原材料についてのお話をして頂き、意外と知らなかった事や馴染みのある話に皆さん熱心に聴いておられました。
続いて体をほぐす運動。腕をブラブラと振ったり、鼻と耳を摘んで左右を入れ替える等、座ったままで簡単にでき、少し頭も使うような運動を皆さんと一緒に行いました。
その後製作体験に移り、今回はねりきりの【菊】と【鞠】を製作体験。
青年部員が実演・説明を行ない、間近で技を披露。出来上がっていく工程に歓声が上がりました。
その後各テーブルに青年部員が一人ずつつき制作を指導しました。
皆さんは苦戦しつつもさくさくと順調に製作されており、個性豊かな作品を見せ合いながら、和気あいあいとされておりました。
その後は民生委員の皆さんがお抹茶を点てられ、皆さんで美味しく召し上がられました。
普段は子ども達に教える事の多い我々ですが、今回は子ども達とはまた違った難しさがあったように思います。耳の遠い方のため声を大きくしたり、経験を積まれた大人の方であるがゆえに、より丁寧な指導が必要ではと感じました。しかし、お菓子に触れ、食べて、笑顔になるのは大人も子どもも同じだと強く感じました。
今回の事業は和菓子に馴染みの深いお年寄りの方々に改めて、その魅力や知らなかった事などを伝えられる良い機会であったと思います。今後もさらに幅を広げ、各地域に密着した活動を行っていきたいと思います。
京都府菓子工業組合青年部広報・西井一樹