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組合創立50周年記念大会

記念講演と「静岡のお菓子大集合」

組合創立50周年記念大会 2月2日(火)静岡県菓子工業組合の創立50周年記念会員大会が静岡市葵区紺屋町の「クーポール会館」で会員69名の出席のもと3部構成で挙行された。

 第一部の式典は若月正章理事長の挨拶から始まり、ご来賓の静岡県中小企業団体中央会、真野匡雄様のご祝辞と続き、真野様は「50年前県下には600有余の組合があったのが現在170となった。約4分の3の数の組合が姿を消した、ここまで続けられたことは素晴らしい」と称えられた。本大会の目玉である記念講演会では、講師に伊勢神宮の門前で300年以上商いを続けられておられる株式会社赤福会長の濱田典保様をお招きして『長寿企業に学ぶ・永続する菓子屋の秘訣』と題して講演をして頂いた。

 濱田様からは『赤福』の歴史を始め、会社の経営理念、経営者としての姿勢などユーモアを交えながらお話をして頂いたので、楽しく拝聴することが出来た。そして誰もが深い感銘を受けた。

 また、濱田様は来年開催される『お伊勢さん菓子博2017』の実行委員長を務められることから、同菓子博についても詳しいお話をされた。お陰さまで組合は勿論、会員の菓子博に対する認識や意気込みを大変高めることができた。

 第二部は、別室の会場に於いて『静岡のお菓子大集合展』を開いた。これは参加者が自店の自慢の一品(20個以上)を持参し、会場特設のテーブルに各自が思い思いに展示しておいたもので、最初は自店のお菓子の説明やそれぞれを鑑賞した後、試食会を行いながらお菓子談義に花を咲かせた。このような機会は今までなかったので良い勉強会となったようだ。尚、お菓子を持ち寄ることで本大会の会費は無料とした。

 第三部は、大ホールに会場を移して情報交歓会の立食パーティを開催、そこには来賓の真野様や講師の濱田様にも同席して頂いたので直接お話を伺うことができた。参加者は胸にネームプレートを付けて和やかな中にも有意義な交歓会となった。以上ですべての記念会員大会を終了した。

 従来の創立記念大会は大勢のご来賓をお招きして、功労者表彰など華々しい雰囲気の中で行われてきたが今回は華美なレセプションや接待はやめて組合本来の目的である誰もが気軽に参加でき、会員同志が交流し役立ち、学び合えるそんな菓子組合を目指した大会になるよう若月理事長の強い信念のもと企画された。理事長は「日頃、疎遠になっている会員の方、今更出づらいと思わずチョットした勇気をだして参加して下さい」と呼びかけた。

 今回は予定の参加者数には残念ながら満たなかったが参加した皆様からは称賛の声を聞くことができた。今大会を良く学習して今後の活動に活かされれば大いに期待が持てる第一歩となった。

 静岡県菓子工業組合副理事長・森田紀

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