八戸市で菓子まつり開催
ロールケーキアート等体験型企画で盛況に
昨年11月28日、29日の2日間にわたり、八戸市で菓子まつりを開催致しました。八戸支部の活動としては毎年のように菓子まつりを開催しておりますが「青森県菓子工業組合」として八戸市で開催するのは初めての試みだと思われます。
八戸市は県内でも特に各種イベント事業に力を入れており、今回の菓子まつりにも多大なご協力をいただきました。会場は「八戸ポータルミュージアム(通称:はっち)」。はっちは色々な事業に使用される建物で、平日でも一般客の来場が多く、八戸市民にとって活動的な場所となっております。
今回の菓子まつりでは、八戸苺の流通の活性化も事業に盛り込み、主に苺の商品を会場で製造販売等致しました。(苺のチョコレートフォンデュ、苺ドーナッツ、苺の焼き餅etc)また、岩手県菓子工業組合、宮城県菓子工業組合、福島県菓子工業組合の方々にもご協力をいただき、東日本大震災復興支援コーナーを設け、ワンコイン販売も企画実行致しました。お客様も最初は物珍しそうに見ていくだけの方も多かったのですが、徐々に手にとっては購入される方が増えてとても賑やかでした。
会場の1階では復興支援コーナー、菓子コンクール展示コーナー、チャリティコーナー、八戸苺販売、入り口付近では組合員で作成したロールケーキ(カットしたものを個別包装したもの)を、来場客の方々に指定した場所に(台の上にカット割りしたベニヤ板を乗せた上)置いていただき、吹き抜けになっている2階、3階から見ると、田んぼアートのように見ていただけるという企画も今回初めて行いました。また、2階では苺チョコフォンデュ、スイーツ販売、3階では琴の演奏を聴きながら上生を召し上がっていただけるコーナー、5階では親子参加型のデコレーション作成体験を実施。ロールケーキアートの企画には、苺のロールケーキ(赤い色)は全部でいくつ使用されているかのクイズも実施。上から見て数えてもOKとし、上階にお客様が流れていくようにも考慮しました。沢山のお客様が2階、3階から一生懸命数えて応募してくださりとても賑わいました。コンクール出品菓子についても、それぞれの菓子の出来栄えに、お客様の感嘆の声で会場内はもちきり、どのお菓子に投票したら良いか随分と悩まれた方が多いようでした。
県南に位置する八戸市は底冷えする地域で(冬季期間の雪は、青森としては少ない地域。)11月下旬はとても寒く、お客様の入りも心配しましたが、来場者は絶えずあり、盛況に終えることが出来ました。支度の為、遠方より開催日の前日から数日間泊まり込みでご協力くださった組合員や役員の方々、また、地元八戸地域の役員はじめ組合員の多くの方々、協力していただけた協賛店、賛助会員の企業の皆様のおかげで今回の菓子まつりを終えることが出来たと実感しております。菓子まつりに限らず、組合員が参加したいと思える事業を今後も実施していけたらと思います。
青森県菓子工業組合事務局・木村文子