京都府レポートの投稿
食品表示・HACCP講習会を開催
組合員の関心高く
京都府菓子工業組合では例年、食品表示の講習会を開催しております。
今回は京都商工会議所との共催で、8月4日(金)京都府中小企業会館に於いて、食品表示に加え義務化が決まっておりますHACCPの内容を含め、㈱角野品質管理研究所の角野久史社長にお越しを頂き、組合員約90名参加のもと2時間の講習会を行いました。
まず初めに、実施時期が2022年4月に決まった、原料原産地表示についての説明があり、原材料の一番重い重量の物のみ表示が義務化されたが、砂糖などの中間加工原材料については、国内製造等の表記は認められたと説明がありました。
また、消費者庁では今後、従来必要のなかった食品の遺伝子組み換えの表示についても義務化の方向で議論が始まっているとの事でした。
その他、添加物についての表示の変更点や、製造者固有記号、新たに義務化される栄養成分表示についてもポイントが説明されました。
次にHACCPについての説明にはいり、大手はすでに導入されているA基準の国際基準の物は、内容が多岐にわたり小規模事業者が導入するにはハードルが高いので今後詳細が決まるB基準を検討する必要があるが、基本は現在行われている食品の衛生基準をベースに考えれば、HACCPはソフトの仕組みであるので大きな問題はなく導入出来ると考えている、ただ現状はB基準がどのような物になるか見守る必要があるとのお話しでした。
質疑応答では、詰合せ商品の表示や、製造者固有記号についての活発な質問があり、組合員の関心の高さが伺えました。
京都府菓子工業組合理事長・横山長尚