和歌山県菓子店の投稿
銘菓子宝おちちまん
御菓子司浪花堂
弘法大師・空海が真言密教の道場を開いたとされる高野山に通じる街道沿いの、高野山の麓の九度山に弘法大師の母親の玉依御前が、我が子の開いている道場を一目見たいとの一念から、高齢の体で香川県善通寺から慈尊院にたどりつき山の麓から我が子の無事を祈ったと言われております。入滅後、化身とされる弥勒菩薩となり子宝、安産、育児、授乳、病気平癒を願って乳房型絵馬をご奉納して祈願するという日本全国でも珍しいお寺女人高野と称される慈尊院に安産を願って、全国各地から沢山の参拝者が訪れています。
世界遺産参詣道の橋本市高野口町老舗和菓子浪花堂が「銘菓子宝おちちまん」を開発、和菓子・洋菓子の製法を取り入れ、この地方の特産品である白桃の未熟桃を買い入れ特殊加工、直径約2センチの未熟桃をミルク風味の黄身あんで包み込み乳房型にした、焼き菓子乳化饅頭を完成。
食したとき皮は母のやさしい乳房のような感触があり、母乳の様な果汁が味わえると全国各地から妊婦や子育ての親からの縁起が良いと引き合いがあり話題を呼んでいる。
和歌山県菓子工業組合事務局長・高橋義明