ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み
講演会 近藤宣之氏 ㈱ 日本レーザー代表取締役会長
東京都菓子工業組合協力会第40回通常総会
平成30年7月10日(火)に、第40回通常総会が上野精養軒に於いて開催されました。
東京は観測史上初めて6月中に梅雨が明け、盛夏を思わせる猛暑の中、協力会・東菓工合わせて40名の方が総会にご出席下さいました。
黒川耕次名誉会長(三黒製菓㈱会長)、寺本眞一会長(寺本製菓材料㈱社長)のご挨拶の後、この所、恒例となった司会の後藤真由副会長(内外香料㈱社長)より、本日の出席者は委任状を含め定数を満たしており、本会は有効に成立した旨を報告されました。議長には寺本会長が選ばれ、直ちに議案の審議に入りました。
第1号議案 平成29年度事業報告書並びに決算報告書承認の件
第2号議案 平成30年度事業計画(案)並びに収支予算(案)決定の件
第3号議案 平成30年度会費及び徴収方法決定の件
全ての議案が慎重な審議の上、全員異議なく原案通り可決決定しました。
滞りなく総会が終了し、続いては恒例の講演会が行われました。
講師にお招きしたのは、近藤宣之氏(㈱日本レーザー 代表取締役会長)です。
「ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み~進化する人と組織のあり方~」というテーマでご講演頂きました。
㈱日本レーザーは、従業員が会社の85%以上の株を保有する日本で唯一の会社です。
管理職の3割は女性で、80歳生涯雇用という先進的な企業です。
そのかわり社員教育も徹底しています。TOEICは毎年受験して、点数に応じて手当が決められ、PC/IT運用・活用能力も人事評価に反映されます。
社員は仕事内容だけでなく、数字で努力値も見られます。
会社も社員も、これだけ徹底した環境の中で生きれば結果が出ないはずは有りません。
どういう方法でもいいから、徹底するという事が全てで有るということに今更ながら気付かされました。現役の経営者の言葉の重みを受け止め、列席者の中で長い瞬きをする者は一人もいませんでした。現在の厳しい企業環境の中で、全員自分が変わらなくては周りも変わらないことを理解しているからです。まさにタイムリーな講師をお招き出来、感謝申し上げます。少し頭をフル回転し過ぎました。続いては、場所を移動しての懇親会となりました。
東菓工組合員と協力会会員、来賓の方を併せて84名の方がお集まり下さいました。
司会は、毎度お馴染み二葉晃司氏(二葉製菓㈱社長)です。氏の持つ明るい雰囲気は、酒をまろやかにし、料理にこくを、そして女性に潤いを与えます。
まず、黒川名誉会長、寺本会長の順にご挨拶を戴きました。続いて、全国菓子工業組合連合会主事、東京都米菓工業協同組合事務局長原憲太郎氏のご来賓の紹介があり、レオン自動機㈱常務取締役の片山芳夫氏の乾杯の音頭にて開宴し、懇親に入りました。
東菓工と協力会も懇親の場を多く重ねるようになり、小さな輪が大きな輪になってきたのは喜ばしいことです。東菓工筆頭副理事長の江川清志氏(マルエ製菓㈱会長)による中締めにて盛会のうちにお開きとなりました。
東京都菓子工業組合副理事長・中谷光基(中谷製菓㈱)