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コロナ禍における「新しいかたちの販売イベント」を開催

いちご大福展の陳列 いちご大福やどら焼といった多くの方に愛されている和菓子を岡山県菓子工業組合青年部に所属する部員がそれぞれのお店より持ち寄り、3月と5月に販売イベントを行いました。

 当初2月に出店を予定していた大規模展示場でのイベントがコロナによってなくなり、その代わりにと地元の百貨店に企画を持ち込んだところ、「すぐにでもやりましょう!」というありがたいお返事。3月7日・8日に各お店のいちご大福のみを持ち寄って販売する「いちご大福展」を、続けて5月1日・2日にはどら焼きのみを販売する「どら焼展」を開催することができました。

 初回の「いちご大福展」では8社8種類のいちご大福を2日間あわせて3000個用意しましたが、百貨店開店の10時にはすでに多くのお客様に並んでいただき、両日とも12時には売り切れとなる盛況ぶりでした。

どら焼展の様子 それを踏まえて第2回目の「どら焼展」では2日間合計で6000個を準備。6社14種類がそろうとどれを買おうか迷われるお客様もたくさんいらっしゃいました。メディアでの事前告知は少なかったものの2日間で多くのお客様にお越しいただき、百貨店の担当者にも「こんなににぎわった菓子イベントは久しぶりです」と喜んでいただけました。

 コロナでつらい思いをされている方々においしいお菓子を食べて元気になっていただこうと部員で話し合ってこのイベントを開催しましたが、百貨店の地下食品売り場で2~3台の販売台に各店のお菓子を並べてミニイベントとして販売することは、コロナ禍において上階の催事会場への来場に抵抗がある方でも気軽にお立ち寄りいただけ、今の消費者ニーズに合っているように思います。1店舗単独での出店では実現できないおいしさと楽しさがギュッと詰まった内容で、お客様はもちろん、百貨店にとっても私たちにとっても実りの多いイベントを開催することができました。

 今後も夏には「わらびもち展」、秋には「月見団子展」や「おまんじゅう展」といったように毎回1つのテーマを決めて開催し、厳しい状況が続く中でも立ち止まることなく、岡山県菓子工業組合青年部のさらなる団結と、おいしい和菓子の発信を目指してイベントを継続してまいります。

 岡山県菓子工業組合青年部副部長・鈴木祥成(㈱鈴木屋代表取締役)

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