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食品衛生講習会を開催

オンラインでの受講も可能に

食品衛生講習会 京都府菓子工業組合では、すべての講習会や研修会、会議において、ZOOMを使ったオンラインでの受講参加が出来るように運営しております。

  今回の食品衛生講習会は組合が毎年行っている事業になります。

 今年は6月よりHACCPが完全実施となり、また食品衛生法も大きく変更されましたので、京都市保健福祉局より2名の方にお越し頂き、詳しくご説明を頂きました。

 以下の内容は、京都市独自の物が含まれる場合が御座いますので、ご注意下さい。

 始めに食中毒の発生状況をお話し頂き、続いてHACCPのおさらいとして、菓子製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の方法をご説明頂きました。

 始まったばかりの制度ですので、京都市としてはまず制度の浸透をはかり、すぐには罰則等の執行はしないとのお話しでした。

 続きまして今回重要な、営業許可制度の見直しについて詳しく説明頂きました。

 喫茶店営業の許可が無くなり、調理等を含まない簡単な飲食であれば、菓子製造の許可で行えるようになり、ぜんざいなど調理をする場合は、飲食店営業の許可を新たに取得する必要があります。

 また、営業許可の更新であっても、今年から製造現場の図面提出が新たに必要になりました。今年更新の所は、提出に時間がかかりますので注意が必要です。

 あと、パン製造業、あん類製造業が菓子製造業に1本化されたり、今まで許可が必要な業種が届けでだけでよい物もあります。
 営業許可以外には、今回食品等のリコール情報の報告制度が創設され、その説明がありました。

 これらの申請や届け出については、厚労省が新たに行う食品衛生申請等システムによりオンラインで行えるようになり、利便性がました部分もあるのですが、京都市は厚労省のシステムとまだリンクしていない部分があったり、更新料の支払いは窓口に行く必要があったりと、まだオンラインで出来ない部分も残っています。

 このように今年は多くの変更点があり、コロナ禍でも講習会が出来て感謝しております。

 京都府菓子工業組合理事長・横山長尚

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