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スイーツフェアを開催

県産果実を利用した菓子の消費拡大を目指して

県産果実試作スイーツ発表会 岩手県産果実を使用した菓子の消費拡大を目指すプロジェクト「いわて中山間資源利活用事業コンソーシアム」が組織され、岩手県菓子工業組合(理事長齊藤俊明)が主体となり、県産リンゴを加工したプレザーブを使用した新作菓子製造の取り組みを行いました。

 本事業へは、組合員事業所六社が参加し、遠野市の宮守川上流生産組合が試作した県産リンゴのプレザーブを使用し、繰り返し試作を重ね取り組みました。11月1日には、六社が成果品のお菓子を持ち寄り、盛岡市のマリオスで発表会が催されました。

 発表会では、岩手県産リンゴの豊かな風味が漂う菓子の紹介が行われ、カップケーキや焼き色の美しいパイなど、甘酸っぱさがよく引き立つスイーツ各品が提供されました。試食会には、お菓子好きの達増拓也岩手県知事も駆けつけ「おいしく素晴らしい菓子に仕上がっている。多くの皆様に召し上がって頂きたい」と感想を述べました。

 また、試食した一般参加者からは、「リンゴの風味がしっかりと出ていて美味しい。商品化されたら購入したい」などの感想が寄せられました。試作されたお菓子は、県内から募集されたモニター100名に届けられ、アンケート結果をもとに、今後の更なる品質向上の参考として利用される予定です。

 同日の試食会では、新型コロナウイルス時代における新たな取り組みと、県産果実の利活用を促進するセミナーが開催され、ブランドストーリーの大平恭子講師とスイーツジャーナリストの平井理緒講師が、全国の最新の動向をもとに講演を行い、参加者は熱心に聴講されていました。また、同時開催のイベントとして、27組合員が参加する「県産果実スイーツフェア」も企画され、各店自慢の旬の果実を使用した菓子を紹介し、11月末日まで販売をするフェアが実施されます。当組合では、今後も菓子の消費拡大につながるイベントの企画運営に努めてまいります。

 岩手県菓子工業組合・小沢仁

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