はま・なか・あいづ秋の菓子祭り
お菓子店同士の心が通じ合う
福島県の地形は中央に奥羽山脈があり、奥羽山脈と太平洋の中間に阿武隈山地が走っております。奥羽山脈の西側が会津地方(会津若松市、喜多方市、猪苗代町など)奥羽山脈と阿武隈山地の間は中通り(福島市、郡山市、白河市など)阿武隈山地の東側で太平洋に面した地域が浜通り(いわき市、相馬市など)と言われており、それぞれの山々が隔てる関係で少しずつお菓子文化の違いもあるようです。
今回、福島県商店街等にぎわい回復促進事業補助金を利用しまして「第一回はま・なか・あいづ秋の菓子祭り」をコラッセふくしま(福島県観光物産館)にて、令和4年11月11日~13日までの3日間イベントを開催し、県民に福島県のお菓子の素晴らしさを再認識していただくチャンスとして、積極的に広報活動をし話題性、機運を醸成させました。
また、連動事業として200社の会員各店への来店促進になるよう、福島県菓子工業組合のオリジナル商品券「福の神・プレミアム付きお菓子商品券」を発行し、参加店への来店や新規顧客の獲得を促進し、業界全体を盛り上げることを目的として行いました。
秋の菓子祭りにおきましては、各店、秋にちなんだ素材やテーマの菓子を販売しました。
福島県の和菓子・洋菓子の匠の職人達には来場者の目の前で、上生菓子やマジパン菓子、工芸菓子等を製作しましてお客様にはお菓子に興味をもって頂くことができました。その他に、子供を対象に、食育をテーマとした「子供お菓子アカデミー」を開催したり、お茶席を設け、茶道の先生方が陰点てし、お薄とともにオリジナルの和菓子や洋菓子を提供しました。
入場客数は1000人、売上高においても満足のいく数字でありました。そしてなによりお菓子店同士が力をあわせたことで一層心が通じ合い、菓子組合という意義の大きさに気づいてもらったと思っております。
福島県菓子工業組合理事長・神山修一