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かがわ菓子まつり・希少糖まつり 2023年

記念撮影

 天高く馬肥える秋、秋風薫る心地よき11月の連休のはずが、夏の余韻がなかなか消えずやや蒸し暑さが残る中、我々香川県菓子工業組合青年部の年間行事の中で最も重要なイベント、お客様も待ちに待ったイベント「かがわ菓子まつり・希少糖まつり」の模様を昨年に引き続き今年も来年も…そこにお祭りがある限り、実況後中継をお届けしますYo♪本来は10月半ばに原稿を提出しないといけない予定が何を勘違いしたのか、駄目な物忘れが始まったのか11月に書けばいいと勘違いしており、急遽慌てて原稿にしないといけないところ、ちょうど「かがわ菓子まつり」が開催することとなり、まさに運命共同体♪出来立てホヤホヤの実況と相成りました。この場で改めて提出が遅れました事こころよりおわび申し上げます<(_ _)>。ただこれは今回のイベントが例年に比べてかなり盛り上がりましたので、もしかすると「これは今原稿に仕立てなさい♪」という神様のお言葉…まっ、言い訳は後にして(;’∀’) 今回は出店者数が29店舗とほぼほぼ昨年並みながら出品数は160品超になり、まだ試作段階のものから出来立てホヤホヤの新商品などなど、積極的に出品して消費者に問う、生きた答えを聞く…みたいな当初組合側が将来的にはそう活用して欲しい…という展開となり非常に嬉しく思っております。

石田高校「真清水」
石田高校

 逆にここまで揃いますと商品があり過ぎて目がチカチカしまする(^^♪。という事で対策として今まで長机を1コマ縦2台に増やし売場の奥行きを作り、前後立体的に商品を見せる事でマルシェ全体にボリューム感を演出することができ、お客様の購買意欲を更にそそる事が出来たのではないかと実感しております。香川県が推している希少糖を使用した商品は勿論、同じく最近香川県が推奨するうどん用として開発された小麦粉「さぬきの夢」を使用した菓子も今回は売場に並び始め、観光等で来られる県外の方々にも食してお土産にして戴きたい商品が増えており、来年以降も期待できる売場となりましょう♪またテイクアウトコーナーではもっとインパクトを演出するためにキッチンカーを会場内にぶち込んで菓子組合ののぼりや腰巻を用意して組合のPR活動にも。キッチンカーが入れば当然メニューのバリエーションも昨年より増えて、特に組合員4店舗からなるコラボパフェも登場♪互いの強みの部分を重ね合わせた最強パフェ。私は会場をバタバタ&ピヨピヨしておりましたので食する機会がなかったのですが、やや暑げな異常気象が後押ししてか感触は良さそうだったので今後改良を加え継続していけば新たな組合名物菓子として定着する事間違いnothing♪

~若い力で和菓子をプッシュ~

 そしてコロナウイルスも5月以降騒がれる事がなくなり、今年から満を持して全国和菓子甲子園の香川県内で選定した上位3高校(石田高校・坂出第一高校2作品)の生徒さんが自分達で考えた作品を自分達の手で直接目の前のお客様に販売する社会化ドキュメンタリー!(^^)! 各高校の作品は組合員(石田高校=さぬき志度風月堂、坂出第一高校=夢菓房たから、寳月堂)がサポーターとしてレシピを基に商品化し、生徒さんは学校で作ってきた自前のPOPを掲げながら街ゆく人たちに積極的に声を掛け、そして各高校の生徒さん同士で仲間意識が芽生えひとつとなり、やがていつしか互いの商品を販売し合って交流を深める。なんという事でしょう~♫なんと心が清い聡明感溢れる子達なのでしょう。これには引率の先生方が一番喜んでおられました。幾たる書も賢者の言葉よりも勝るこの風景、和菓子を通じて真の授業となるのです♪純粋にひとつの商品を販売するのに彼らの努力を拝見しておりますと、歳を重ねていつしか凝り固まった脳になってしまった我々も勉強になります。

坂出第一高校「うちわ」
坂出第一高校

 そして今回はこれだけではない香川県!!ワークショップに香川大学で和菓子サークルをされているKAGAWAMAKERさんをお招きして干菓子の打ち物体験をやって戴きました。女学生ですぞ♪女子大生で御座います♪♪(←思わず♪を2個付けてしまいました)そして×2それだけではない香川県パートⅡ、お菓子以外の体験としてマイナースポーツではありますが、徐々に人気を博して今や世界大会も開催されている「モルック」という個人的にも気になっておりましたが、数字のはいった木製のピンを倒す競技体験もブースにお招きする事に成功ヾ(≧▽≦)ノ。よ~ぅやった♪小さいお子さんが居られる若いご家族にこの2つのブースが大盛況を生むことに♪親子セットで体験して貰う事でモルックの普及活動にも組合として一役買う事ができ、打ち物体験は和菓子そのものに触れて頂くきっかけ作りが出来る。

 こういう活動をコツコツ続ける事で昨今の消費者の和菓子離れを緩和出来るのではないか、もっと身近でもっと気軽な物として次世代にも和菓子の購入が尻上がりになるのではないかと肌で感じ得ました。コツコツが勝つコツですわ♪若い学生たちが積極的に動かれているのを拝見しますと我々が出来ることはその活動を理解し、環境を整えて活動が途絶える事が無いよう支えてあげる事であり、その継続が彼らの活動も大きくなり若年層に和菓子が浸透していく…。彼らの可能性にもっと投資をしていかなければならないなと…今エエこと言うたと思いません、そう思いましてん♪

~文化を発信する大切さと背負う使命感~

 昨今、普段の生活に戻るにつれ様々な場所からオファーを戴き、菓子工業組合青年部のPR活動に励んでおりますが、活動の根底には「和菓子」というコンテンツは文化であり、その歴史は日本の様々な文化の中でも最も深く、最も日本人の心の中に染み付いた文化であり、我々は代々継承してきた店舗を守る使命感が皆さんあるかと存じます。例えば故人を偲ぶ物として和菓子を供えたり、また別な所では婚礼でお使いになる方が贈答用としてお使いになられたり、100通りあれば100通りのストーリーにそっと寄り添えるのが和菓子屋ではないかと。それが昨今希薄しつつある事に危機感を覚えます。希薄から消滅になれば我々の存在意義も消滅してしまうのではないか、だからこそ今、今積極的に活動して理解を得たり若き力を借りてでも動かないと消費者の心に訴えかけていかなければ…イベントを開催している最中に何気にふと感じ得ます。攻撃こそ最大の防御♪

 今回は慌ただしく原稿を作成しましたのでいつもより原稿が短いかと思いますが、熱量だけは変わらず暴れん坊将軍しております(^^♪ 当日撮影した物もエエ感じの写真がいっぱいあるのですが、あり過ぎて困っております…。あと悔いが残るのは当日会場の目の前にEXILE(ジェネレーションズ)が立ち寄り、きゃーきゃー若い女子達の黄色い歓声にに囲まれてたので5分だけでも売場に立ってくれないかな…と後悔島倉千代子で御座いました。

 香川県菓子工業組合青年部・寳月堂・桑田剛史

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