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農林水産省関係の投稿

荷主企業等への中長距離フェリー積載率動向の周知につきまして

農水省より、国土交通省において、中・長距離フェリーのトラック輸送に係る積載率の調査結果に加え、

RORO 船についても調査結果が公表されたとの連絡がありました。別紙参照ください。

調査結果を参考にモーダルシフトの更なる推進や、いわゆる「2024 年問題」対策の一助として中・長距離

フェリー等を活用した輸送について検討いただきたいとのことです。

(農林水産省からのメール)

日頃より格別の御協力をいただき、御礼申し上げます。
令和5年6月2日に、我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議で取りまとめられた「物流革新に向けた政策パッケージ」において、「トラック長距離輸送から鉄道や船舶へのモーダルシフトを強力に推進し、最適なモードを活用したモーダルコンビネーションの展開を図るために、~(中略)~フェリー積載率についての定期的な調査・荷主企業等への情報提供を行い、利用可能な輸送力について周知することにより、鉄道や船舶の利用促進及び積載率の向上を図る」と記載されています。

これを受け、事務連絡のとおり、国土交通省海事局にて、中・長距離フェリーのトラック輸送に係る積載率の動向の調査を行っております。
令和5年8月にも中・長距離フェリーのトラック輸送に係る積載率の調査結果を共有させていただきましたが、今回の調査では、中・長距離フェリーに加えてRORO 船についても公表しております。
貴団体におかれましては、調査結果を参考にモーダルシフトの更なる推進や、いわゆる「2024 年問題」対策の一助として中・長距離フェリー等を活用した輸送について検討いただけるよう、事業者の皆様への周知にご協力をお願いいたします。

(当協会補足)

RORO船とは

RORO船とは、トラックやトレーラーが自走で船に乗り込み、貨物を積載したまま運搬できる貨物用の船舶を指します。港ではフォークリフトを用いて岸壁から船舶、船舶から岸壁に積み下ろしを行うことも可能です。

その際、船舶と岸壁に渡されたランプウェーを通り、船尾、船側に設けられた舷門から貨物の積み下ろしを行います。

RORO船の対義語はLOLO船で、Lift On/Lift Off Shipの通り、クレーンを用いて貨物を積み下ろしする貨物用の船舶のことをいいます。RORO船でも全ての荷役をRORO方式で行なうとは限らず、甲板上にコンテナを搭載する場合にはLOLO方式で荷役を行なうことも多くあります。

RORO船は車を海上で運ぶことからフェリーに似ていますが、フェリーは旅客専門で誰でも利用できる船舶であるのに対し、RORO船は貨物や貨物自動車が利用する船舶となり、客室は設けていません。ドライバーに限り、少数の乗船は可能です。

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