「加工食品事業者向け海外容器・包装規制対応セミナー」(2月15日)
輸出先国における食品安全の規制については輸出先国での対応が必要なことから、加工食品国際標準化緊急対策では、輸出先対象国における容器・包装規制に関する最新情報の更新、各国規制の調査を実施しております。食品事業者にとっては食品以外の領域である食品に接触する材料について、情報を含め難しいと感じられる点があるかと思います。
また、加工食品国際標準化緊急対策の事業の1つでもあります開発支援公募においても輸出のための包材の開発支援を行っておりますが、輸出における容器・包装の課題や需要が広がってきております。
そこで、『加工食品を輸出している、輸出をこれから検討したい、容器・包装規制について学びたい』という食品製造事業者向けに、容器・包装のスペシャリストに容器・包装の米国、EU、中国の規制やEUの廃棄物規制などについてご講演戴くプログラムを準備しました。このセミナーを無料で受講することができます。
また、会場でご参加頂いた方には特典としてテキストを配布いたします。(WEB参加の方への配布はございません。)
開催日:2024年2月15日(木) 13:00~17:00(予定)
会 場:新宿NSビル 30階
NSスカイカンファレンス ルーム1・2
(東京都新宿区西新宿2丁目4−1)
http://www.shinjuku-ns.co.jp/about/access.php
※コモレ四谷ではございませんのでご注意ください!
開催方法:ハイブリッド開催(来場による対面方式およびウェビナーによるWeb配信方式)
セミナー概要
1)海外の容器包装規制について
(一般財団法人 化学研究評価機構 食品接触材料安全センター 情報調査・広報室長 石動 正和氏)
「令和4年度農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業」のうち「加工食品国際標準化緊急対策」の一環として行った海外(EU・米国・中国・ASEANなど)の容器包装規制の調査内容についてご紹介いたします。
2)欧州市場への包装製品の輸出の規制について <循環型パッケージ及び循環型ポリマー利用の義務化> (住本技術士事務所 所長 住本 充弘氏)
EUは2030年までにEU 市場で販売するすべての包装についてrecyclableであることを義務化する規則が2024年の早い時期に公布される。
Recyclableは欧州が認めている第三者の認証機関が認めたものを使用することになる。日本からの包装製品はこの規則への対応が必要である。
自社で直接欧州へ輸出していなくても商社や販売店が輸出している場合もあり当然規則に従うことになる。
欧州のEU2022/1616と包装及び包装廃棄物規則の概略説明と対応事例及び既に市販されている具体的な事例を説明し日本の具体的な対応方法を説明する。
3)輸出事業者のための包装の欧米規制 (藤井包装技術事事務所 所長 藤井 均)
容器包装を市場投入するのに必要な以下要件について説明する。
欧州では事業者は、「各特定材料に関する欧州規則」に適合していることを確認し、食品に接触する素材および製品を「適正製造基準(GMP)」に基づき正しく製造し、「適合宣言書」を発行して安全性を宣言することが求められる。米国では、食品接触物質として、FAP登録物質(連邦規則集21収載)やFCN届出物質の材料を使用し、適性製造基準に準拠して容器包装を製造することができる。
事業者は使用している包装材がFAP登録物質に適合していることを確認し、新規の食品接触物質はFDAに届出をする必要がある。
日本の法規制(食品衛生法、ポジティブリスト制度)を欧米と比較し説明する。
4) 開発支援公募採択事業者(食品製造事業者)における事例紹介
九鬼産業株式会社
佐藤醸造株式会社
※都合により講演の順序、内容、講師等変更する場合があります。
募集要項
定 員:会場 新宿NSビル NSスカイカンファレンス(100名)、オンライン(300名)
※多数のお申し込みが予想されますので、必ず受講される方のみお申込みを受付いたします。
対象者:輸出に取り組んでいる中小規模の食品製造事業者、食品関連事業者
参加費:無料(事前申込み必要:当選者に参加証を配布します。)
申込締切:2024年2月5日(月)17:00
申込方法 下記の食品産業センターホームページの申込画面より、内容をご確認のうえ、専用フォームにてお申し込みください。
https://www.shokusan.or.jp/event/6666/
【セミナー関するご質問、お問い合わせ先】
一般財団法人食品産業センター 加工食品国際標準化緊急対策事務局
事業推進部 捧・平元
TEL:03-6261-7578・7569
※お電話での申込受付は行っておりませんのでご了承ください。