新潟市 百花園
仕事に惚れろ、女房に惚れろ、土地に惚れろ
「仕事に惚れろ、女房に惚れろ、土地に惚れろ」百花園様の3代目の言葉だそうです。惚れろという言葉、この言葉の意味、皆さまはどのようなことを思い浮かべるでしょうか?人に対して惚れるであったり、物事に対して惚れるであったり。「惚れる」の意味として人物や物事の魅力にとりつかれ、心を奪われる。心酔する。という解説があります。今回は惚れるということを改めて意識することになりました、和菓子屋を紹介したいと思います。
新潟県新潟市中央区にあります「百花園」様は創業明治15年の新潟県屈指の老舗和菓子屋です。最近は生キャラメルの羊羹、生チョコの羊羹、にいがた琥珀という砂糖菓子等、新しい創造力豊かな菓子を作っておられます。もちろん、季節に合わせた商品や新潟にちなんだ商品等も作られており、多くのお客様からご贔屓をいただいている、和菓子屋です。
そんな百花園様も太平洋戦争時はとても苦しく、その時の当主は軍に出兵せざるをえず、女将が一人でお店を守られていたとのこと。終戦後、当主が戻る頃は菓子の道具は全て軍に供出していたため何もなく、お店を再出発する際は苦労されたとのことでした。0からのスタートでもお店を守り、今も進化を続けているお店の原点はお店を守るという夫婦の絆によってなのかもしれません。
現社長とそんなお話をしている中で私はこんな想いを抱くことになります。社長の柔和な印象は相対する人は惚れてしまうであろうし、従業員の方もまたお客様と同様に大切にするという姿勢は働く人はお店に惚れているのではないかと。社長は真面目に仕事をやってきただけなんですとおっしゃられておりましたが、真面目に菓子に向き合い、真面目にお客様に向き合い、そして真面目に家族や従業員に向き合う、そのことが皆に惚れられている姿の社長であり、見習うべき目指すべき姿なのだという想いを抱きました。このようなお人柄の社長に出会えたことは、ブロック長をやっていて本当に良かったと思えた次第であります。
まだまだ、伝えきれていないことがたくさんありますし、商品ももちろんまだまだあります。新潟に来られる際は、ぜひ百花園様に足を運んでいただきたく思います。
Ps 私には「百花」と書いて「ももか」と読む娘がおりまして、ただならぬご縁を感じたことも追記させていただきます。
青年部関東・甲信越ブロック長・齋藤隼人