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塩原新名物「とて焼き」

街全体を巻き込み好発進

とて焼き 昨年3月の東日本大地震後、とにかく暗い話しかなかったあの時に、なんとかやってやろうと動く菓子工業組合員の青年達がいました。「塩原の街を食べ歩けるものを作り、塩原にお客さんを呼び、地元の活性化に繋がるものを…地元に元気になって貰えるものを作りたい!」と。そして「どうせやるなら塩原全体を巻き込んで大きくやってみたらどうだろう。」となり、他の食に関する方々へも声を掛けた結果、菓子屋だけではなく果物屋から定食屋、そば屋など総勢11人が集まり新名物の構想が始まりました。

 生地はクレープとどら焼きの中間の厚さで丸く焼いたもの。生地材料には那須塩原の牛乳と卵を使って地元をアピールし、その焼いた生地に具材を入れて巻いたものにしよう。中の具は協賛店11店舗各々で考え、その店に行かないと食べられないものにしようなど話し合いをし、試作をしていきました。

 商品名「とて焼き」の由来は、塩原の名物「とて馬車」から頂いたものです。昔、とて馬車で使っていたラッパが、新名物の巻いた形に似ているのではないか?と、ある人が気付き、それを理由に「とて焼き」と決定しました。

 その後、各店舗のとて焼きは完成し、昨年10月1日、とて焼きの全店舗同時販売開始を無事にする事が出来ました。TV、ラジオ、新聞雑誌、等でも大きく取り上げて頂いたお陰で全店好発進できた様です。中の具はデザート系から軽食系、または主食系のものまでお客様を楽しませてくれるものばかりです。また、今年の4月には「とて焼き 2nd Taste」と題しまして数店舗を新たに交え再スタートを切る予定です。

 とて焼きの店舗毎の詳しい説明は、インターネットの検索サイトで「とて焼き」と入力してみて下さい。各店舗の具材やこだわりの詳細を見られるサイトへ行けると思います。塩原に来た時の楽しみの一つとして、各店舗のとて焼きを食べ歩きめぐりながら散策なんていかかでしょう?

 栃木県菓子工業組合塩原支部長・高久保男

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