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広島レモンで新スイーツ

もみじ饅頭にならぶ新ブランドを

基本レシピの完成発表会 広島県菓子工業組合では、広島県、JA広島果実連、県内和洋菓子店、県内専門学校と共同で、広島レモンスイーツの開発を進めています。国内レモン生産量の57%を占める「広島レモン」を使い、もみじ饅頭にならぶ新しい広島ブランド菓子をつくろうというプロジェクトです。

 昨年秋には広島県の「瀬戸内海の道構想に係る公募事業」のひとつとして認定されました。その後、県内の製菓専門学校・短大5校(穴吹調理製菓専門学校/広島ビジネス専門学校/広島酔心調理製菓専門学校/広島製菓専門学校/鈴峯女子短期大学)に基本レシピの作成を依頼。今年1月には関係者を集めて、広島レモンに関する理解を高める目的の勉強会を広島市と福山市で開催しました。

 そして、この3月21日に広島市、22日には福山市にて基本レシピの完成発表会が開かれたところです。各校とも、工夫をこらしたレモンスイーツのレシピを作成。レモンの酸味を抑えながら香りや風味を生かしたもの、流行の生姜を上手に取り入れたものなど、さまざまな和洋菓子が並びました。当日は湯崎県知事ほか、菓子組合や菓子博事務局など関係者による試食と、活発な意見交換が行なわれました。

 今後4月には広島県菓子工業組合ホームページで基本レシピを公開。それをベースに、県内の菓子事業者がアレンジ・製品化に取り組みます。さらにひろしま菓子博2013での試作展示や試食を経て、正式に商品化・販売をめざしています。

 菓子博という大きなビジネスチャンスをきっかけとして、観光客の増加と、広島レモンの生産者も巻き込んだ地域ビジネスの活性化をもたらす「瀬戸内スイーツロード」の形成を目標に取り組んでまいります。この一大プロジェクトの行方に是非ご期待ください。

 広島県菓子工業組合青年部会長・竹内恒彦

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