北海道レポートの投稿
地元の食材を活かし、新しい和スイーツを模索
道産(北海道産)米粉を使って、地域おこしの和スイーツを模索しようと平成24年8月3日(金)㈱熊谷商店(旭川市内)にて製菓技術講習会を開催しました。講習会では、講師に菅沼信一氏(元旭川千秋庵:現在、和菓子教室の講師として活躍中)を迎え和菓子一筋40年の経験を伝授。「ゆべし」のつくり方をベースにして、新しい地域おこしの和スイーツを開発しようと20名程の組合員企業の職人が集結しました。期待もあって、地元の旭川食品協議会や旭川食品産業支援センターも協力、試作用の「地元産きらら397米粉」の提供も受けました。
旭川支部では、一昨年より地域の小規模店舗同士が「協力できることは協力してやっていこう」と共通ルートの共同配送をはじめ各店「いち押し」商品を集めた共同参画店舗(昨年6月札幌副都心に)をオープンさせました。また、皆が使用できるご当地あさひかわスイーツバックも完成(今年4月)。さらに、より『安心・安全』へ衛生面の向上へ向け専門員(北海道食品加工研究センターより派遣)に各店舗工場を訪問していただき指導を仰ぐ取り組みや製造技術の向上に向けた技術講習会を実施しています。当支部では、こうした活動を重ねていくことで地域おこしの突破口を見出して行きたいところです。
北海道菓子工業組合副理事長・旭川支部支部長・久木利弘