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お菓子の力で東北に笑顔を

中田龍一前理事長の遺志を継いで

お菓子の配布を手伝う岩手県立宮古商業高校生徒たち 平成25年2月28日、3月1日の両日、石川県菓子工業組合は9回目となる東北訪問をし、被災地に多くのお菓子を届け、和菓子作りなどで子ども達と笑顔の交流をしました。

 これまで毎回多くのきんつばを東北の被災地に提供された中田龍一前理事長の遺志を継ぐべく、組合の東北復興支援リーダー浦田東一理事が呼びかけ、金沢菓友会や石川菓業青年会をはじめとする多くの組合員から計4200個の出来立てお菓子の提供がありました。

 浦田理事の会社でお菓子の箱詰め作業をし、出来立ての美味しさを味わっていただこうとスタッフは夜の東北道を北上、まず岩手県山田町の織笠保育園や山田中学校を訪問しました。子ども達に石川のお菓子を贈呈するとともに一緒に春の和菓子作りを楽しみ、街並みを一望する高台にある校舎は笑顔と笑い声に包まれました。

 続いて訪れた宮古市の宮古商業高校でも生徒達と和菓子作り交流。全校生徒へのお菓子配布には生徒たちが率先して笑顔で手伝ってくれました。訪問したスタッフらは、石川のお菓子一つひとつを手にとりそのお菓子の由来や美味しさを方言を交えながら楽しく解説、互いに岩手弁と石川弁を「習得」する楽しいひと時にも。同校卒業式には那谷忠之菓業青年会長が来賓として招待され、宮古商高生徒代表高橋はるかさんは「過去を乗り越えて良かったと思わせてくれる人たちに感謝したい。生きた笑顔が大切だと実感」と感謝を述べました。

 復興支援リーダー浦田理事は、東北の皆さんからの声に「震災から2年がたつが、被災地のことを決して忘れることなくこれからも皆さんの心に寄り添い、石川のお菓子で笑顔になってほしい」と復興支援活動への決意を新たにしています。

 石川県菓子工業組合事業企画委員会・深沢大

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