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第15回全国菓子工業組合連合会青年部東北・北海道ブロック山形大会

 第15回全国菓子工業組合連合会青年部東北・北海道ブロック山形大会は、10月9~10日、ホテルメトロポリタン山形で開催され、約50名の青年部員が参加した。全菓連からは、岡本理事長、齊藤副理事長、松倉山形県菓子工業組合理事長、ほか中島青年部部長が参加した。
 大会では山形県菓子工業組合長谷川青年部部長より「この度の会は東北・北海道では34回の歴史を歩んでいます。私たちもしっかりとたすきを受けて、次につないでいくことが青年部の使命だと思います。菓子の可能性、使命を皆で考えながら、この山形をご堪能して頂きたいと思います」と歓迎の言葉を述べた。また、小沢東北・北海道ブロック長より「ブロックの負担金を設け、ブロック会の補助金、全国での災害の義援金、慶弔費などにあてます。また、愛の菓子に代わる被災地支援事業ですが、農水省の補助事業で、被災地の農産物やその他を食べて応援するという取組みがあります。ブロック長会議でも被災地のお菓子を全国的に販売することになり、全国で6ブロックあるので、来年までに1ヵ所以上で行うことになっております。東北・北海道ブロックは被災県3県を除きますが、山形が来年6月に予定しているイベントを行うこととなりました。また、地元のお菓子も一緒に売れないかという意見もありますので、親会の状況によって考えたいと思います。また、今後のブロック大会は財政的なこともあり、親会と同時開催の方向で考えています。また、次回開催地は福島ですが、被災県を応援から、全国交流会も同時に行いたいと要望しています」と代表者会議の報告がなされた。
 本会議終了後、第2部としてパネルディスカッション「ひろしま菓子博2013を振り返って」(各道県活動報告)また、第3部は鈴木隆一氏(株式会社でん六代表取締役社長)を講師に迎え「マメに生きる。」をテーマに講演会が開催された(以後掲載)。懇親会では、やまがた舞妓の演舞も披露された。翌日のエクスカーションでは寿虎屋酒造を見学、試飲もした。説明された内容は次の通り。
○25年酒造りは9月17日より始まった。
○白米は自社で委託生産をしている。
○製法は精米した後、浸漬タンクに浸し、蒸米機で仕込む。昔のお釜や釜場のようなものだ。
○地酒は県産米を使っている。ただ、好適米が不足し、他県から山形県産米が引っ張られている。青森県産花吹雪を一部使っている。岡山県産雄町(おまち)と兵庫県産山田錦は、量が取れないので貴重。
○山田錦は精米歩合35%で残りは糠に使われる。
○清酒製造業は作り方同じで、手作りと機械の違いがある。物の移動は、例えば圧縮した空気で蒸米を送っているなど、機械で行う。無人の時は機械で温度と時間を管理している。また、麹菌を繁殖させるため、大吟醸なら48時間休みなしで、人が3時間ごとに起きて酒母室に入る。
○清酒工房では純粋培養を行う。蒸米を入れ、2週間かけて酒母を作る。酒母は糖を食べて二酸化炭素とアルコールを出す。今は機械で温水と冷水が出せるが、昔は氷と電熱線だった。また、櫂で混ぜていた。
○醪は仕込んで10日間、発酵させている。

 この後、山寺立石寺を登山・散策し、松尾芭蕉由来のせみ塚などを見学した。

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