異色のある和洋菓子 富寿家
みえ菓子博に向かって一丸
今回訪問したのは三重県 四日市 天カ須賀で百年以上創業している、「異色のある和洋菓子 富寿家 TOMISUYA」さん。
私の二代前に中部ブロック長をされていた「早川賢」さんのお店です。
戦前は四日市市の中心部でお店を構えてましたが、戦時中に疎開し、現在の場所に移転してきました。
昭和四十年代には四日市市でいち早く洋菓子の製造を始め、今では「和洋菓子」両方の製造販売をしています。
和菓子は慶事や仏事、洋菓子はウエディングやバースデーの需要が多く、特にバースデーケーキに関しては、早くから絵を描いたり写真を入れるなど、子供受けのするケーキを製造し、地域の皆様から愛される、無くてはならないお店となっています。
愛す、愛されると言えば早川さんは菓子業界、組合活動に対しとても大きな愛情を持っており、三重県菓子工業組合青年部のリーダーとして青年部員をまとめ、中部ブロックの活動に対し常に積極的に参加し、ブロックのムードメーカーとして活躍しています。
今、三重と聞いて読者の皆さんの脳裏に浮かぶのは「三重菓子博」だと重いますが、早川さんはその菓子博準備委員会の一員として、またシンボル展示「伊勢参り」制作の責任者の一人として、全国から集まる来場者の皆様に「現代版の伊勢参り」を体験してもらえるよう、仕事の合間を縫ってさまざまな事柄を調べたり、多くの会議に出るなど、三重県内を走り回っています。
三重県菓子工業組合青年部の会員は十数名なのですが、シンボル展示制作部の集まりには「みえ菓子博を成功させたい!」と熱い想いを持ったメンバーが親会、青年部、和洋菓子の垣根を超え、四十名以上も参加されたそうです。
これは常日頃から早川さんが組合活動に参加し、会員と交流を深めている証だと思います。
三重菓子博開催には伊勢の赤福さんの多大なるご協力もあり、さまざまな事柄が進んでいるとお聞きしております。
中部ブロックとしては昨年九月に「菓子博企画委員会」を立ち上げ、委員長は私、副委員長に三重県から早川さんと早川さんの女房役の岡本伸治さん、愛知県からは佐藤文彦さんと西野嘉高さん、委員に中部各県の代表者皆さんになっていただき、すでに委員会会議も二回行い、中部ブロックとして今までにない面白いブースつくりを検討中であります。
みえ菓子博に向け、これから更に忙しくなる早川さん。
取材の最後に何か一言…と、お願いしたところ「いつも留守でごめんね」と奥様への一言でした。
外だけでなく、一番身近な身内に対しても気配りが出来る!これが人が集まる秘訣なのでしょうね。
富寿家ブログ
http://ameblo.jp/tomisuya/
中部ブロック長・那谷忠之