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祝!北陸新幹線金沢開業紅白饅頭で歓迎

駅商業施設1ヵ月200万人超来客 和菓子作り体験開催も

加賀友禅大使 石川県民の念願だった北陸新幹線は今年3月14日に開業し、東京―金沢(450・5キロ)が最短2時間28分で結ばれる「新北陸時代」の幕が開けました。午前6時1分に金沢駅、同6時16分に東京駅から一番列車が出発し、石川県内は歓迎ムード一色に染まりました。

 金沢駅での開業式典では、真鍋精志JR西日本社長が挨拶、太田昭宏国土交通相、谷本正憲石川県知事らが祝辞を述べられました。午前8時46分に東京からの一番列車「かがやき501号」が金沢駅に到着すると、石川県菓子工業組合では髙木慎司副理事長、浦田東一専務理事、諸江隆常務理事、谷口義則理事が、加賀友禅大使と協力して「ようこそ金沢へ」と、この歴史的な一番列車から降りた皆様に紅白饅頭を配布いたしました。

和菓子作り体験 開業後初の連休となった週末の2日間は、伝統の和菓子作り体験に触れていただこうと石川県菓子工業組合の中村辰男理事らが講師となり、おもてなしの心と楽しいトークで金沢駅を盛り上げました(講師は他に、粟森剛、浅井泰彦、中崎功雄、團寧彦、藤井智英、髙田敦司、下田正幸の各氏。協力は八野田聡氏)。和菓子作り体験に挑戦した来場者たちは、明るい講師の手ほどきで和菓子の「北陸新幹線」や「桜」を作り上げ北陸新幹線開業の素敵な思い出としました。

 NHK連続テレビ小説「まれ」の舞台である能登も全国から注目を集め、新幹線効果は県内各地に波及しつつあります。開業1ヵ月間での金沢駅商業施設百番街の客数は200万人を超え関係者からは「予想をはるかに上回る」と驚きの声が聞かれ、観光客だけではなく地元の客足も伸び続けています。特に和菓子の人気が高まっており、売上前年同期比8割増の店舗もあり、金沢駅は加賀百万石の和菓子文化を発信する拠点となっています。開業以来、首都圏をはじめとした他地域との交流人口が大きく増加し、今後は観光だけではなくビジネスの交流人口増加が見込まれています。首都圏という巨大マーケットへのアクセス向上は、石川県にとって大きなビジネスチャンスにもなっています。

 ちなみにこの「北陸新幹線のルート」は江戸時代の「加賀藩の参勤交代ルート」とほぼ同じルートで、先人たちが片道2週間ほどをかけた金沢―江戸の道のりが「2時間28分で江戸に到着」と聞いても信じてもらえないかもしれませんね。金沢と江戸といえば、東京メトロ車内で放映されていた北陸新幹線PR動画が秀逸でしたのでご紹介します。

徳川家康からの書簡

 「拝啓 前田利家殿 江戸にいるわしの目を盗んで、こっそり こんな天下無双の國づくりを 四百年前から進めておったとは… たぬきのわしが一杯喰わされたわい 家康」

 石川県菓子工業組合事業企画委員会・深沢大

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