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キッズワークみやざき開催

子供に菓子職人体験を!

キッズワークみやざき 猛暑続きの七月二十四日~二十五日「キッズワークみやざき」が開催された。

 近年、若者のものづくり離れ、技能離れが問題となっており背景には進学を優先させる風潮の中で、子供達がものづくりに触れる機会が少ないまま成長していくことも大きな原因の一つと考えられる。小学校の早い時期からものづくりに対する関心や体験をさせることが効果的ではないかという考えのもと、キャリア教育の一環として、小学生を対象に職業の疑似体験により働くことの意義や仕事の楽しさを経験し、自分の将来の職業について考える機会になることを目的とした宮崎県職業能力開発協会主催による「キッズワークみやざき」であった。

 看板屋さん、はんこ屋さん、たたみ屋さん、和裁士さん、園芸屋さん、お花屋さん、ヘアメイクさん、洋裁士さん、板金屋さん、ペンキ屋さん、大工さん、そしてお菓子屋さんとして宮崎菓子協会が参加した次第である。初日は洋菓子屋さんとしてキッズ職人がロールケーキを作り、二日目は日本伝統のお菓子を作る和菓子屋さんとしてねりきりに挑戦してもらった。時間や人数に制限のある中、技術はもちろん、手洗い消毒などの衛生面や作成過程の片付けなど、講師となった組合員の指導により計百二十名のキッズ職人の体験となった。

 宮崎県では初めての試みとは言えない位、きめ細かな計画、準備手配が整っていて大成功だったといっても過言ではないと思う。

 後継者不足は菓子業界だけの問題ではなくこのような企画で将来を担う子供達を育てていけたらいいなと感じた「キッズワークみやざき」参加だった。

 宮崎県菓子工業組合事務・大西みつ子