東京都菓子工業組合・協力会「新年合同懇親会・新春講演会」
テーマ:「笑いと健康」女流講談師 神田 蘭 氏
毎春恒例の東京都菓子工業組合・協力会「新年合同懇親会・新春講演会」が平成29年2月14日(火)に、上野精養軒において開催されました。
今年の新春講演会にお招きした講師は女流講談師の神田蘭氏です。「笑いと健康」というテーマでご講演頂きました。司会は、㈱飯田製作所代表取締役の飯田勉氏です。
想像していたより遥かに若くて、美しい方でした。現在、講談師の数は70人、その内20人が女性だということです。前半は、玉の輿の語源となった「三代将軍家光公にお輿入れしたお玉ちゃん」を題材にした講談を聞きました。家柄が良く、美人が多い側室の中で、不美人だったが持ち前の明るさと頭の良さで、次代将軍家綱の母として大奥で権勢を揮ったという話でした。前段として、きちんとテーマに繋がっていました。神田蘭氏の迫力とテンポの良さに思わず引き込まれました。張り扇の使い方も絶妙です。あっという間の45分でした。後半は、笑い方の練習からです。会員の方々のひきつったような顔が印象的で、それを見て思わず私の頬も緩みました。笑いは福を呼びます。その心持ちは周りを明るくします。菓子業界も厳しい状況の中で、タイムリーな企画だったと思います。
さてお待ちかねの懇親会は階を移動して行われました。
東菓工・協力会併せて78社105名、全国菓子工業組合連合会専務理事山本領氏、全国菓子工業組合連合会事務局長渡辺嘉一郎氏、東京都米菓工業協同組合事務局原憲太郎氏、菓子・食品新素材技術センター理事熊谷晶子氏というご来賓4名をお迎えして盛大に行われました。
司会と言えば、お馴染み二葉製菓㈱代表取締役二葉晃司氏です。正に、笑いと健康を地で行く方です。
東菓工理事長黒川耕次氏、協力会会長寺本眞一氏の順にご挨拶頂きました。厳しい時代を乗り越える為に、なお一層の協力をと両氏ともご挨拶の中に込められました。
乾杯の音頭は㈱愛工舎製作所代表取締役会長の牛窪啓詞氏です。高らかなご発声で懇親会のスタートです。
合同での催しが増えてきたので、顔見知りが増え確実に会話している輪も広がって来ています。新規での取引も増えているのは間違いない所だと思います。
今後も積極的な会の運営を楽しみにしています。
精養軒のおいしい料理に舌鼓を打ち、旨酒に酔いしれた頃、早くも中締めとなってしまいました。発声は、不肖㈱中谷製菓代表取締役の中谷光基が務めさせて頂きました。
盛会であったことをお慶び申し上げ、今年一年が皆様にとって明るい年となりますよう祈念申し上げ、三本で締めさせて頂きました。
今年は菓子博も伊勢で開催されます。菓子業界にとって良い一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
東京都菓子工業組合副理事長・中谷製菓㈱・中谷光基