和洋の競演
2018洋菓子フェスタ in Kobe
「洋菓子の街・神戸」から春の贈り物として定着している「2018洋菓子フェスタ in Kobe」が、「洋菓子の街・神戸」をアピールし、洋菓子業界の一層の振興を図るため、一般社団法人兵庫県洋菓子協会・公益財団法人神戸ファッション協会の主催により、平成30年5月2日(水曜)~5月7日(月曜)6日間、大丸神戸店9階イベントホールで開催されました。
開催期間はゴールデンウィークの真っただ中のため、会場にはお子様連れのヤングファミリーからシニア世代のご家族まで、さまざまなお客様で賑わっています。
「2018洋菓子フェスタ in Kobe」の今年のテーマは「未来の神戸」です。神戸のパティシエが鍛えた技を駆使して制作した芸術性豊かな大型の飴細工、ピエスモンテなどの工芸菓子の展示や「未来の神戸」をテーマに若いパティシエがその技術を競う「デコレーションケーキコンテスト」。かわいいマジパンで作られた人形たちがケーキを舞台に楽しそうな神戸、エレガントな神戸を表現した作品展示など多彩なイベントで構成されています。
基本は、洋風工芸菓子展示・デコレーションケーキコンテストとして文字通り洋菓子だけのイベントです。
今年は「兵庫県政150周年」の大きな節目の記念の年で、兵庫県井戸敏三知事から兵庫県洋菓子協会の福原敏晃会長(兵庫県菓子工業組合副理事長)に「県民の皆さんが喜ばれる菓子のイベントを」のお声掛けがあり、その先駆けとして実験的ではありましたが「2018洋菓子フェスタ in Kobe」に特別出展となりました。
今回の展示には、兵庫県菓子工業組合の神戸と近郊エリアの組合員と地元神戸の神戸市生菓子協会ならびに神戸生菓子経営研究会の皆さんにお力添えをいただき、和風工芸菓子と盆景の作品を飾っていただきました。
来場の方々は勿論のこと、洋菓子の職人さんたち、そして未来の職人さんの洋菓子学校の生徒さんたちが、和風工芸菓子の精巧さや、細やかな作りをとても真剣にご覧になっておられました。
洋菓子だけでなく和菓子も含めてが、神戸の魅力、兵庫県の魅力としてアピールできたのではないでしょうか。
今後は、丹波・但馬・摂津・播磨・淡路の五国の魅力をそれぞれ発信できる、兵庫県でしか味わえない和洋の共演を楽しめる魅力たっぷりな『菓子のふるさと兵庫』として、広く皆様に喜ばれることを目標に成長していきたいと願っています。
兵庫県菓子工業組合理事長補佐・日崎隆広