食品表示とHACCPの講習会を開催
70名を超える参加者
京都府菓子工業組合では昨年に引き続き、食品表示とHACCPに関する講習会を㈱角野品質管理研究所の角野久史氏にお越し頂き実施致しました。
完全実施まであと1年半に迫ってきており、大手の流通関係は1年前までに実施という事で、今回70名を超える参加者があり、現状決まっている内容を丁寧に解説頂き、問題点も指摘して頂きました。
今回の講習での主なポイントを纏めると、まず原材料と添加物の表記の間にはスラッシュをいれる。
詰め合わせ商品の表示は、外装にすべての商品の表示を個別に付けなければならない。
アレルギー表示は見やすいため一括表示が多い、その場合原材料に書いてあってもすべて表記すること、特定原材料7品目か27品目かは表記した方がよい。
表記は一部に○○を含むとすること、乳については乳成分とする。
栄養成分表示5項目の義務化、±20%の誤差は認められる、ただしその場合この表示値は目安です。と表記すること。
製造所の表記、製造者は会社住所で工場が違う場所であれば、同じ会社であっても製造所として工場住所を併記する必要がある。
製造者が違う場合、販売者、製造者を併記する。製造者が違う商品を箱詰め袋詰めする場合は、販売者ではなく加工者とする。
自社製造と他社製造を詰め合わせる場合、製造者及び加工者と記入する。
原料原産地表示、砂糖や小麦粉等は(国内製造)と表記すればよい。
最後にHACCPについては、従来基準Bと言われていたHACCPの考え方を取り入れた衛生管理の手引きを業界団体ごとに策定中であるが、これについては、今回の制度化においての認証の取得は不要であると、事前に国に確認したとの説明がありました。
講習会終了後、組合の賛助会員である京都中央サトー製品販売㈱とイシダアイテス㈱2社より、成分表示も印刷できるラベルプリンタ等の説明がありました。
京都府菓子工業組合理事長・横山長尚