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親子連れ地場産業経験

お菓子作り楽しい

お菓子づくりを体験 都城の地場産業を身近に感じてもらおうと、小学生が親子で参加する「ものづくり体験教室」が7月24日、都城市の都城圏域地場産業振興センターで行われました。市内外から親子連れの小学生が大勢訪れ、陶芸教室、みそ作り教室、藍染め教室、木工教室など それぞれ楽しんで頂きました。

 その中でも、菓子作り教室は一番古く、13年間も続いています。菓子作りには午前の部、午後の部それぞれ100名ずつ参加して頂きました。今年度は チーズ饅頭、上生菓子(煉切り)、水羊羹の作り方を指導しました。

 チーズ饅頭作りでは、先ずチーズを計りで計量し1個ずつ丸める作業から始め、予め組合で作っておいた生地で包むのですが、生地が柔らかいのでなかなか上手く包むことが出来ずに苦労する姿が何とも可愛らしかったです。出来なくても一生懸命に挑戦しているのには、感心しました。

親子でものづくり体験教室 上生菓子(煉切り)では、型打ちで作る方法で行いました。それぞれの菓子の色付けが難しいらしく、なかなか思うように色が出せないようなので、組合員が丁寧に教えながら作業をしました。出来上がると嬉しそうに友だち同士互いに見せ合ったり、親に見せたりして喜ぶ姿が本当に微笑ましかったです。

 水羊羹は火を使うので、練り上げる作業は組合員が行い、参加者には型に流す工程を経験してもらいました。体験教室だけではなく帰ってからも作って欲しいと思い、家庭でも作り易い水羊羹の配合表を全員にお渡ししました。するとある小学生は「家に帰ったら早速、じいちゃんとばあちゃんに作ってあげよう!」と言って私たちを喜ばせてくれました。

 3種類とも作り終わった参加者の皆さんには、菓子についての豆知識を「都城に昔からあるお菓子は何でしょう」とか「チーズ饅頭は、どこの県が一番最初に作り始めたでしょう」などのクイズにして楽しんでもらいました。

 参加者の皆さんと一緒に、組合員も楽しませてもらった体験教室になりました。

 宮崎県菓子工業組合副理事長・園田征利