にかほ市 パティスリー白川
地域の皆様と共に歩む
明治20年創業、今年で130余年余りを迎える洋和菓子製造販売店です。私達の住むにかほ市は「住みよさランキング2019」(東洋経済「都市データパック」編集部調べ)対象・全国812市区)北海道・東北ブロックでにかほ市が第1位(全国第21位)となりました。
山と海に囲まれた自然豊かな地域、暮らしやすい安心感があり、その地域食材の恩恵を受けながら、お菓子を通して少しでもこの街を知って頂ける様、日々奮闘しております。
当初は和菓子のスタートでしたが、現在は4代目が洋菓子主体で、そびえ立つ鳥海山をモチーフにした「山シュー」(注文を受けてから詰めるシュークリーム)を筆頭に、「ねむの花」という町花をネーミングにしたアーモンドのチュイールおせんべい、バースデーケーキ、ウェディングケーキ、焼き菓子、ご法要菓子ギフトなど、ご用意させて頂いております。
今回は、地元素材にこだわった商品からご紹介させていただきます。
①にかほ市特産の鱈しょっつるを活かした「たらどら(鱈しょっつる風味どら焼き)」
真冬に獲れる大きなタラの魚を原料とする、魚醤のひとつですが、クセがなく、加工向きの材料に着目し生まれた商品です。たらのエキスを程よく生地に練りこみ、香りと旨味のバランスが良い甘じょっぱいどら焼きに仕上げました。柔らかく、しっとりとした生地の食感も特徴です。ひとつひとつ魚の表情も手焼きで付けておりまして、丸い小窓付きのパッケージからのぞかせる顔が可愛らしい仕上がりとなっております。
②「北限の朝摘みいちじくパイ」
朝に摘みとるいちじくにこだわり、自社で煮込んだいちじくをクレームダマンド(アーモンドクリーム)と一緒に包み焼き上げました。甘露煮のイメージがある果肉を洋風に食べやすく加工、いちじくのプチプチとした食感も楽しめる食べやすいパイに仕上がっており特に女性のお客様からご好評頂いている一品です。果実は地元契約農家から旬の時期に仕入れ、生の状態から加工。その甘さを活かしたいちじくならではの味わいを大切にしております。他にも、いちじくタルト(生を使用)こちらは、期間限定で生のいちじくの爽やかな甘さを楽しめる一品です。また、イチジクマドレーヌもございます。お菓子の加工原材料としては非常に扱いやすいため、焼き菓子に積極的に活用しております。
今までは県内販売が中心でしたが、これからは県外へも販路を拡大して少しでも知って頂ける可能性を広げたく、スタッフ共々邁進してまいりたいと思います。
秋田県菓子工業組合 仁賀保支部・パティスリー白川・髙橋徹