自慢のお菓子が大集合
春を呼ぶ山梨県菓子まつり
暖冬だった季節を過ぎ、梅の花が香る令和2年2月22日~24日までの3日間山梨県地場産業センターかいてらすにて「山梨県菓子まつり」を開催しました。春と秋年2回、このかいてらすでは地場産まつりを行っていますが、菓子まつりはこの地場産まつりに合わせて開催しています。
この地場産まつりには山梨県内外から多くの来場者で賑わう催し物です。今回の菓子まつりでは参加組合員の18店舗からそれぞれ自慢のお菓子を集め販売しました。甲府市のお店はもとより市外の各店のいろいろなお菓子が揃い良いPRになったことと思います。自慢のお菓子を召し上がっていただき新しいお客様が増えることを願っています。
また組合員で3日間、1日3回餅つきをしました。つきあがったお餅はきなこ餅とあんころ餅とし販売しました。餅がつきあがる前から長蛇の列ができるほどで、毎回すぐに売り切れてしまうほどです。毎回菓子まつりで餅つきをしますが、この餅つきを楽しみにしているお客様もいるようです。なお2日目は令和になって初めての天皇誕生日でしたので、紅白餅に餡をかけた餅を無料配布しお祝いとしました。
餅つきの合間にこの時期のお菓子桜餅を作る「子供お菓子教室」を開きました。家庭ではなかなかできない和菓子作りでしたので毎回人気のコーナーです。お子様にはたいへん喜んでいただけました。また、ご父兄も一緒に作ったり、写真撮影をしたり楽しい雰囲気でした。自宅に持ち帰ってご家族でこのことを話題にお召し上がりいただけたのではないでしょうか。
今回この菓子まつりは新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれていましたが盛況のうちに終えることができました。衛生面では手の消毒・マスクの着用・アルコール消毒液の設置などをし、十分に気を付けました。何事もなく無事終えることができ安堵しています。この後、コロナウイルスの感染が広がり4月に開催予定のギネス記録を誇る武者行列で有名な「信玄公まつり」など様々なイベントが中止になりました。ひとりひとりが気を付け感染を防ぎましょう。今は再び元通りの日常が戻るように願うばかりです。
山梨県菓子工業組合理事長・内田長久