華宵庵
地域密着で三世代に渡り愛される
今回は、昨年の青年部中四国ブロック(岡山)大会で大変お世話になりました、前岡山県菓子工業組合青年部部長で華宵庵社長の宮内孝和氏にお話を伺いました。
華宵庵さんは、昭和20年香川県高松市に旭堂として開業。昭和27年に岡山県玉野市に移り、昭和40年に岡山市に岡山製菓を設立されました。平成28年に道路整備をきっかけに現在の場所に新店舗、工場を構えました。
以前の店は、敷居が高く入りづらい構えだったので、現店は店内を明るくよく見えるようにガラス張りにしたそうです。ターゲットは、30~40代でリピートのお客さんが多いそうです。看板商品は、抹茶ときな粉の2種類の「わらびあん」。他に栗饅頭やレモンカステラも人気があります。焼き菓子も種類を揃え、季節の上生菓子もショーケースを彩っています。
地元の子供達への還元として、前店舗から始めたかき氷は大人気で、親子連れや孫を連れたおじいちゃん達でいっぱいでした。宮内氏は、三世代が集まれる場所が作れたとにこやかに話してました。
これからの展開としては、パッケージ関係にもっとこだわっていくそうで、デザイナーとタイアップして、新しい商品をやみくもに作るのじゃなく、充分に考えてお客さんに伝わるようにしていき、ネット販売は、新パッケージに移行してから力を入れていきたいと話す。
社員教育や待遇改善にも力を入れていくそうで「これからは、社員に責任を持って企画や商品開発をしてもらいモチベーションを上げていきたい」と熱く語ってくれました。
昨今厳しい状況が続く菓子業界ですが、宮内氏のような熱い思いの方が、未来を切り開き、業界を引っ張っていくんだと痛感しました。
全菓連青年部中四国ブロック長・岡澤孝浩
店舗データ
華宵庵
岡山県岡山市中区今在家297-3
電 話 086-275-0292
営業時間 9:00~19:00
(日曜17:00まで)
定 休 日 元日のみ