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熊本菓業青年会

初午大祭で福を呼ぶお菓子を販売

初午大祭で「お菓子福袋」を販売 熊本城稲荷神社は熊本城築城の神として、城下町繁栄の守護神として、多くの人々から親しまれています。また、商売繁盛の神として地元商店街はもとより全国からもご参拝にみえられるなど多くに方々に崇敬されています。

 この熊本城稲荷神社で一年のうちで一番運気が高まるといわれる2月の最初の午の日に「初午大祭」が斉行されています。

 初午大祭は全国の稲荷神社で盛大に行われていますが、711年に京都の伏見稲荷大社に祀られている、五穀をつかさどる農業神の宇迦之御魂が、初午の日に伊奈利山へ降臨された日といわれています。降臨された日に「初午祭」が催され、伏見稲荷大社に「初午詣」をするようになり、その後、農村では五穀豊穣を願うお祭りになり、街中では商家が商売繁盛を願うお祭りを行う日になったそうです。

 熊本菓業青年会では、十数年前から熊本城稲荷神社の初午大祭に出店しています。毎年大福や紅白まんじゅうの他稲荷ずしや巻きずし、赤飯などを販売するのが恒例でしたが、今年はコロナウイルスの影響で人出が減る事を考え、午前0時からの販売も午前9時からにし、会員の店舗より日持ちのするお菓子を仕入れて「お菓子福袋」としてセットで販売することになりました。前日から青年会メンバーで集まって、会員のお店から仕入れた商品をみんなで袋詰めしました。例年ですと威勢のいい声を出して商品を売っていましたが今年はコロナウイルス感染予防策で会場全体が静かな感じでしたが、毎年菓業青年会のお菓子を楽しみに買って下さる方もいらっしゃり、次々と商品は売れていき午後2時半には完売しました。

 今年は新型コロナウイルス感染予防の関係で恒例の1時間毎の福餅まきや福迎え御神幸行列や奉納舞台などが中止になるという寂しい初午大祭となりましたが、感染予防対策をしながら一年の福を授かりに来たたくさんの人で賑わっていました。

 熊本県菓子工業組合事務局・野田尚美

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