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医療従事者の皆様へ感謝のお菓子を贈ろう!

絆プロジェクト

絆プロジェクト 群馬県菓子工業組合では、新型コロナウイルスから私たちの生命を守ってくださる医療従事者の皆様へ感謝の気持ちを込めてお菓子を届けようという企画を、3月9日(サンキューの日)に行いました。

 新型コロナによる第二波、第三波の感染拡大は群馬県でも多くの感染者を出してしまいました。度重なる緊急事態宣言の影響で、県内の菓子業者も大変厳しい状況にあり、温泉観光地各所では外出自粛による観光客の減少が売上減をもたらし、百貨店やイベントなどでも催事販売などの自粛により前年売上を大きく割り込むような状況でした。

 コロナ禍で大変なのは私たち菓子業界だけではありません。自身も感染リスクのある中で、感染者などの対応に追われる医療関係者の皆さんは、通常の業務に加えてこれまで以上に多忙で困難な状況の中、私たちの命を守る最後の砦として業務に励んでくださっています。

 そのような激務の日々の病院の皆様に私達ができることは何かないかと考え、当組合の石川理事長や本部役員の発案で医療に従事する方々が心の安らぎのひとときを過ごせるよう、また陰ながら応援している私たちがいるという思いをこめてお菓子をお贈りする、絆プロジェクトを立ち上げました。

 お届け先が病院のため日勤や夜勤など勤務形態が不規則な可能性もあるため、お菓子は4~5日程度は日持ちするもので、個包装がされている製品に限定して県内の組合各支部に協力をお願いしました。一個当たりの予算を決めて各支部で組合員に協力を呼び掛けたところ、その予算額を度外視したお菓子を提供してくださるお店や、無償での協力を申し出てくれる組合員もおり、約6000個のお菓子ひとつひとつに感謝のメッセージを添えて3月9日に県内の12の感染症指定医療機関へ一斉にお届けすることができました。

 また同日、群馬県庁ではお菓子の贈呈式が行われ、県健康福祉部部長の武藤様に医療関係者の代表としてご出席いただきました。石川理事長は「桜の花見も制限されるような厳しく侘しい春ですが、せめて甘いもので医療に従事する方々が疲れた体と心を癒していただけるよう、その一助になれば」と県組合を代表して伝え、武藤部長は「コロナ患者を受け入れている病院にお菓子を寄贈していただき感謝しています。時に心無い人からの誹謗や、これまでに経験の無い大変な職務の中で、このように後ろから支えてくれる人達がいることを本当に心強く思います」との感謝の言葉を述べられました。

 ワクチンの接種も始まり今後の収束が期待されますが、医療関係者の皆様には引き続き御自身のお身体も大切にして頑張っていただきたいと思います。

 群馬県菓子工業組合副理事長・沼尻好彦

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