各地の菓子店探訪
三重県菓子店の投稿

夢菓子工房ことよ

旅館とのコラボ商品販売

晦日餅 コロナ過でいろいろなイベントなど無くなっている中、三重県四日市の「夢菓子工房ことよ」と津市にある「榊原温泉湯元舘」とのコラボ商品が話題となっている。伊勢神宮参拝の朔日参りに起因し月の初めにお餅を販売するお店も多くありますが古くから伊勢参拝に際し、身を清める「湯ごり」の地としての役割を担ってきた「榊原温泉」。

 その文化と歴史に思いをはせ「榊原温泉湯元舘」では美人の湯としても親しまれている天然温泉水「湯禊水(とけいすい)」を販売しその水を練りこんだお餅を毎月末に販売することを企画し「夢菓子工房ことよ」の岡本社長に相談したところ今回のコラボ商品「晦日餅(みそかもち)」販売となりました。

 「晦日餅」は毎月、餡の種類やその時期を表した植物や風物などを変えて表現した餅菓子。その月のお菓子は翌年まで食することができない商品となっています。
 2021年9月30日9時に販売開始となりましたが準備したお菓子が販売開始5分で完売するという好発進でのスタートとなり、翌月の分の注文も多数いただくことに。

 また、この企画から広がりこの2社で和菓子つくり体験と榊原温泉に入ろうという企画をコロナ禍でなかなか思い出作りもできない地元の小学校の生徒を集めて行うことに。今回は地元「榊原小学校」の全校生徒30名を対象に行うことが決定しています。

 三重県菓子工業組合四日市支部支部長・岡本伸治