共楽堂本社工場で焼き立て広島チョコラのドライブスルー販売
3月11日、12日、13日の三日間、共楽堂本社工場(広島県三原市皆実)においてドライブスルー広島チョコラのイベントが行われた。
ちなみに広島チョコラは広島県内の酪農家が作る「サゴタニ牛乳」をつかった濃厚な生チョコの味が特徴の焼き菓子で、プロレスラーの蝶野正洋さんのCMが流れていたことでもおなじみだ。
当日自ら接客を行っていた同社代表取締役社長芝伐敏宏(52)によると「今回の第6波は三原でも多くの陽性者が出ました。コロナウイルスが蔓延しなかなか買い物にも出かけられないという声もあり、ドライブスルーなら感染リスクも抑えられ、それでいてちょっとしたイベント感もありお客様に楽しんでいただけるのではないかと企画しました。また、広島チョコラはお土産でお買い上げいただくことが多くなかなか焼き立てをお召し上がりいただく機会もなかったのでその面でもお客様に喜んでいただけるかと。初めてのことで色々大変でしたが、友人で同業の埼玉の「沢田本店」の沢田社長が以前このような企画をされていたのでアドバイスいただきながら試行錯誤で進めていきました。時間がなく十分な宣伝活動ができませんでしたが(SNSと中国新聞折込のみ)結果200人以上のお客様にご来場いただきました。なかには、学生時代の友達や後輩など懐かしい顔もあり本当にうれしかったです」とのことだ。
今後は感染状況を鑑みながら「作り立てひとつぶのマスカット」や「焼き立てほくほ栗」などの企画も考えていきたいとますますイメージが膨らむ。
ちなみにこの取り組みは提供する側にもメリットがある。ふたたび芝伐氏「通常このような企画をすると商品が余ったり足りなくなったりする、いわゆる商品ロスやチャンスロスの問題があるのですが、基本的に今作っている商品の一部を焼き立てで提供するのですから残りは通常商品になり、無駄がありません。また製造数は全店分ですから足りなくなる可能性も少ない。お客様に作り立てを食べていただくことができ且つ弊社としても安心してできる一石二鳥の取り組みなんです」
今後の企画に期待したい。
広島県菓子工業組合・増田製粉㈱・中川慎司