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地域活動「商業団体等販売促進支援事業の活用」について

お菓子を食べて幸せキャンペーン 八戸市では今年4月に国からの助成を受けて、「八戸市商業団体等販売促進支援事業補助金」を制度化しました。これは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により疲弊している地域経済の回復を図るため、各種組合または団体等が市内において行う販売促進事業に対し、事業の実施に要する経費の一部を補助する制度です。

 この制度を活用して八戸支部ではプレミアム商品券事業を企画致しました。内容は、額面500円の商品券を六枚綴りにして3000円分の買い物ができるセットを1500円で販売するというものです。プレミアム率100%という破格の商品券なのです。自己負担分の事業資金は参加店舗で均等割にしました。一店舗あたり約4万円の負担で175セットが割り当てになりました。利用されたときの売上に換算すると50万円を超えます。

プレミアム商品券 八戸市への申請の後、認可を受けて8月1日から販売と利用を始めました。その商品券を買ったお店でしか利用できないという縛りがあったにもかかわらず、販売開始後数日で全ての店舗で完売してしまいました。企画段階で、商品券が売れ残ったらどうしようという心配の声が非常に多く、参加を躊躇する店舗もある程度の割合でいたのも事実です。ところが、蓋を開けてみたら大好評で、問い合わせの電話の対応が大変な状況でした。利用期限が来年1月末日というのも利用者にとっては計画的に利用できるという利点につながっているようです。お盆を中心とした8月の利用も順調でしたが、これからお彼岸、ハロウィン、クリスマス、年末年始とイベントが続きますので、この商品券を利用することによって購買意欲を刺激し、売上が向上することを期待しているところです。

プレミアム商品券 さて、この事業のもう一つの特徴は、洋菓子協会八戸支部も全く同じ設定で事業を企画したことであります。設定をそろえることにより、お客様にとってもわかりやすい企画になりました。これも、人気が出た理由の一つと考えられます。もちろん、両方の組合に加入している店舗は両方に申し込むことができます。しかし、和菓子店が多い菓子工業組合と、洋菓子店が集まった洋菓子協会では意見が異なる場面もあり、調整のため何度も合同役員会を開きました。元々菓子まつりや新年会などを合同で行っていたために、話し合う素地ができていたことは先人に感謝しなければならないと思います。これからも互いに手を取り合い業界の発展のために活動していければと強く思います。

 青森県菓子工業組合理事(八戸支部長)・若山忠義

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