イベント開催&レポート
岩手県レポートの投稿

岩手県産食材を使用した商品開発

~スイーツ試食交流会を開催~

スイーツ試食交流会 岩手県菓子工業組合(理事長齊藤俊明)が主催する、カラダが喜ぶ心が弾むスイーツモニター試食交流会は、去る十一月二十一日、盛岡駅西通の盛岡地域交流センター「マリオス」で開催され、岩手県内から参加した消費者モニターが、岩手県産食材を利用した新開発のお菓子を試食し、県産菓子の魅力を再認識した。

 交流会へは、岩手日報社の呼びかけにより、県内から約三百名が応募。厳選なる抽選で当選した参加者関係者含め約百三十名が参加。岩手県内の「食と農の連携」に取り組んでいる、盛岡市のブランドストーリー代表の大平恭子講師が、「カラダが喜ぶ心が弾む試食交流会・講演」と題して基調講演し、「食材、製造者、地域のことを話すきっかけになる」とコミュニケーションツールとしての県産菓子の魅力を解説した。

 参加の組合員十五店舗は、地元の食材を使用した試作菓子などを紹介。盛岡市の酒造会社の酒粕を使用したマドレーヌや陸前高田市の生姜を練り込んだスペインの焼き菓子、一関市の障害者授産施設が製造するカシスを使用したチョコレート菓子など、魅力的な品々が並び、参加した消費者は、甘い香りとともにお菓子の世界に引き込まれた。

 参加者は、組合員各社のブースをまわり「食材のお菓子への利用法」や「他の種類も製造を予定しているか」など、熱心に質問していた。

 本事業は、厚生労働省の「働き方改革推進支援助成金」事業を活用し、今回の盛岡市のほか、来年一月には、東京都内で試食会を予定している。寄せられた意見をもとに、ミニ新聞にまとめ、各組合員へ配布される予定である。

 岩手県菓子工業組合の齊藤俊明理事長は「お菓子製造現場では、積極的な働き方改革の導入が急務となっている。地元の食材をお菓子に利用するとともに、お菓子の製造方法を工夫し、時短勤務を目指すなど検討していただきたい」と話している。

 岩手県菓子工業組合・小沢仁

イベント開催&レポートのサブカテゴリ一覧

イベント開催&レポート:岩手県レポートの過去投稿一覧