愛媛フェアを開催
愛媛県を代表する銘菓「タルト」をPR
愛媛県と愛媛県観光物産協会では、県とイオン㈱との包括連携協定に基づき、県産品の販路拡大・販売機会の増大につなげるため11月18日~23日の期間、イオン高松(香川県)において「愛媛フェア」を開催しました。
中でも特にこのフェアの目玉として、当組合タルト部会が中心となり、愛媛県を代表する銘菓の一つである「タルト」にスポットを当て、様々な事業者のタルトを一堂に取り揃える「タルト特集」を企画し、全国で愛媛のタルトの知名度向上と販売促進を図るという趣旨のもと開催されました。
趣旨に賛同したタルト部会員11社からは贈答用の1本売りだけではなく、家庭用の小タルトや3~4個売り、1個バラ売りの商品も積極的に提供してもらいました。
ひとつの同じお菓子をたくさんの中から選ぶ楽しさ、食べ比べてみる楽しさというのはお菓子好きなら誰でもやりたいことですが、店1軒1軒尋ね歩いて購入するのは難しいのが事実です。日頃そのお店に行かなければ買えないようなタルトでも一堂に集められていたらこんなに楽しいことはありません。一つの空間に並べてあってこそできる贅沢なイベントなのです。
期間中は休日・祝日も相まって地元客中心にある程度集客はあり、完売する商品もありましたが、全体的な売り上げとしては満足のいくものではありませんでした。また、今回の販売会で課題も見えてきました。隣県ならではの、タルトに対するある程度の認識をお持ちのお客様からは、出品していない事業者の商品の問い合わせがあったり、以前より価格が上がっていると指摘されたり、同じサイズのタルトでは価格の安いものから売れていくとか、家族で食べ分ける時のスライス数が購入時にわかりづらいという意見があったり、食べ比べたお客様からは餡の違い以上にカステラ部分のしっとり感を重視するといった傾向が見られたりですとか非常に参考になる意見も多くいただきました。
今回は組合としても初の試みでしたので、準備不足もあり全タルト事業者に参加してもらうことはできませんでしたが、この貴重な経験を糧に是非ともタルト部会一丸となって愛媛の銘菓「タルト」を全国に知っていただきたいと考えております。
愛媛県菓子工業組合事務局・桶田絵里