㈱クルール・ド・銀月

2022.12.16

繁忙期に想う

　12月、私達洋菓子店、和菓子店にとって大変忙しい時期に突入します。銀月では、クリスマスに向けて、３ヶ月ほど前から焼菓子のクッキー類７種、パウンドケーキ５種類を中心に溜め込みの時期として仕事をしております。主にクッキーの仕込みは、今年入社の新人スタッフに仕込みを任せ、仕込みを覚えてもらう機会としております。

　最初は、時間もかかりますが、通常よりも同じ商品を何度も仕込むので新入社員の仕込みに慣れる良い時期となっています。

　10月に入ってからは、クリスマスケーキの仕込みで、今年は、クリスマスケーキ９種類と近年人気が出てきているシュトーレン、プチガトー８個入りのアソートセットを用意しています。

　まずは、苺のタルトと和栗のモンブランに使用するタルト生地の型取り焼成作業を行い次に、ムース類の仕込みに移っていきます。ムースの仕込みは、２年目の女性スタッフとベテランパート員を中心に作業にあたります。２年目のスタッフには、材料とケーキの在庫管理も任せており、徐々に責任感を持って仕事に取り組んでいるように感じます。近年どの職場でも人手不足が取り上げられていますが、銀月でも同様に、２年目３年目と続いていく社員がいないのが現状です。
　ベテランのスタッフと共に作業することにより、仕事をスムーズに安心して行えるというメリットがあります。それと同時に管理などを任されることによって仕事に対する責任感とやりがいを持ってくれることを期待しております。

　銀月のクリスマスケーキに使われている苺は、毎年、佐賀県鳥栖市の契約農家の苺を中心に使用しています。毎年、気候の変化や温暖化で左右されやすい苺を出来るだけ新鮮で安定した品質で納めて頂いております。そのおかげで苺をふんだんに使っている苺のタルトは、銀月では一番初めに予約完売になっている商品です。

　この忙しい時期ですが、多くの方々の力をお借りして仕事をしております。皆様お忙しいとは思いますが健康に留意して乗り切りましょう。

　㈱クルール・ド・銀月・山川治範