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第8回関東・甲信越ブロック茨城大会を開催

茨城県菓子工業組合青年部・木内部長 第8回全国菓子工業組合連合会青年部 関東・甲信越ブロック茨城大会は、2月3日、鹿島セントラルホテルで開催され、約40名の青年部員が参加した。全菓連からは、面澤副理事長ほか、大槻茨城県菓子工業組合専務理事、青年部槌谷部長、松下九州ブロック長が参加した。

 大会では、開催県の茨城県菓子工業組合青年部木内部長より「当地は東のはずれにあり不便な所ですが、温暖な住みやすい地域でもあります。本日は1日この地域で会議をしていただき、茨城県の部員が皆様をおもてなしいたします」と挨拶の言葉を述べた。全菓連青年部内ケ嶋関東甲信越ブロック長より「我々に課せられた三重の菓子博覧会に対する、今年一年の行動だと思います。我々青年部第9期やれる事を一生懸命やろうと思いますので、皆様のご協力・ご支援を賜りたいと思います」と述べた。全菓連青年部槌谷部長より「青年部第9期の役目としましては、来年開催される全国菓子大博覧会・三重での成功につなげるための橋渡しが大きな使命と感じています。全菓博濱田実行委員長と連携をとりながら、プレ全菓博のイベントを青年部で行う事を各ブロック長と相談しながら進めていきます。大手のショッピングセンターより、全国の旗艦店でプレイベントの開催依頼がきています。各ブロックと連携し、これを第1回目のプレイベントとして開催できないかと準備をしています」と述べた。全菓連面澤副理事長より「今、皆様は主役でやっているので、商売で一番大変な時期で時間を取るのが大変だと思います。暇というのはないのではなく、暇を作らない人が悪いのだと叩き込まれました。一生懸命仕事をして、商売をして人と会う事が人生の一番大事な事を私は思っています。おかげさまで、他人より多く人と会っていると思いますが、それでも残る人と去る人が必ず出てきます。去る人が悪いわけではないのです。自分がどれだけ努力をするかで結果が出てくると思っています。組合員数が減っているのは全国どこでも同様ですが、青年部が一生懸命行っている所は、増えた県が二つあり、皆様の力がどのくらい大きいかと実感しました」と述べた。

 その後、各都県の活動報告があった。

茨城県・「茨城県は7月に毎年ソフトボール大会があり大勢の方が参加し、その後バーベキュー大会等を行います。その後、水戸地区を中心として、菓子組合員を対象とした勉強会をしています。各地区の皆様がそれぞれ活動をしており、神栖菓子組合では神栖フェスタにみんなで出店をします」。

埼玉県・「年に3回会合を開いています。会合の中では近況報告を行います。ある組合から、タレントの的場浩司さんより的場浩司監修スィーツの制作依頼があり、何度も試作をしたが、なかなか合格がもらえないと報告がありました。埼玉県青年部も高齢化しており、若手の参加が少ないので、12月の会合で親会の理事長に、各地域の親会の先輩方に若手の参加をお願いしました」。

千葉県・「年に1回、業者や専門の先生を招き講習会を行っています。ホームページのスィーツプラザの更新を担当しています。販売関係では、県庁のロビーで年に2~3回青年部・組合を中心としてお菓子の販売をしています。理事会を年に2~3回開催します。東京の合羽橋が近いので、年に2~3回散策がてらにみんなで訪問します」。

東京都・「東京都菓子工業組合の下部組織ではなく、独自に東京菓業青年会があり、お客様を招いたり、勉強会などを毎月の例会で行っています。他に年4~5回の懇親会があります。次期会長は生田剛氏になりました」。

栃木県・「年2回、講習会や業者を招いて材料の勉強会を開催しています。講師を招かずに、会員同士での意見交換会を行います。近々では、パンフレットやチラシやDM等の媒体を持ち寄り、意見交換を行いました」。

長野県・「年3~4回の懇親会を含めて、その中で業者と話をする勉強会を開催します。長野県は、長野県全体としてまとまってはおらず、長野市菓青会として代表しています。前年11月長野菓業青年会60周年大会として、記念式典を開催しました。過去の会長などもお越しになり盛大に開催できました」。

新潟県・「新潟県は会員10名程度です。年1回の総会時に意見交換を行っていますので、皆様の意見を役立てたいと思います」。

山梨県・「会員は10名程ですが、親会の補助という形で地元の地場産業会館のお祭りに参加しています。信玄公祭などにも出店して、販売を行いました。その他、総会等を行いました」。

 次に内ケ嶋ブロックより「次回の関東甲信越ブロック大会は千葉県で開催する」と発表があった。

 本会議終了後、記念講演として畑主税氏(株式会社髙島屋バイヤー和菓子マイスター)を講師に迎え「和菓子の潮流30年後に紡ぐために」をテーマに講演会が開催された懇親会は、茨城県菓子工業組合青年部木内部長、全菓連面澤副理事長の挨拶と協力業者5社の紹介のあと、茨城県菓子工業組合大槻専務理事の乾杯のもと賑やかに行われた。

 翌日のエクスカーションでは、木内製菓株式会社の工場見学及び鹿島神宮を訪問した。

鹿島神宮も訪問

鹿島神宮本殿とご神木 3月9日に、茨城県菓子工業組合青年部木内部長の地区から祭頭祭が奉納される。全国の春のお祭りで一番最初に行われる祭りで、鹿島立ちという言葉あるように鹿島から始まり、全国に春を告げるお祭りである。寅さんの映画にもあるが、柴又の家を出るときに「これから鹿島のお祭りがあるから出かける」というセリフがある。寅さんは鹿島のお祭りから、春のお祭りで全国を歩くという。

 ○6月に横綱白鳳関が土俵入りしたが、その時に鹿島神宮が初めて相撲の起源であると、相撲関係者も含めてみんなが知った。鹿島の神様と諏訪の神様が力比べをしたのが相撲の起源と言われている。国技館にその絵が飾られてある。

 ○御厨社があり、食べ物の神様が祀られている。

 ○正式参拝を行い、木内部長が玉串を奉納した。正式参拝をしたところが拝殿とよばれ、奥に本殿がある。真ん中に石の間と呼ばれ、3つの作りで鹿島神宮本殿といわれている。創建が1619年、徳川2代将軍秀忠公より奉納された。建物は後ろの屋根が下がり、前に流れるように作られる流造と言われ、江戸時代に盛んになった神殿造りの社になっている。漆塗りで装飾され、日光東照宮の作り、塗りの仕方と同じである。周りに糸が垂れ下がっているが、御供え物が常に露出しているのでカラス除けを設けている。一番奥にご神木があり、杉の大木で樹齢が1300年、根回りが12m、高さが43mある。関東の杉のご神木では、鹿島神宮が一番で、最高、最長、最大と呼ばれている。ご神木が本殿に倒れないように、ワイヤーを張っている。

 ○あざやかな朱色の楼門は日本三大楼門の一つに数えられ、1634年、徳川頼房公より奉納された。近くに、境内の中で二番目に大きい樹齢700年の二郎杉と呼ばれるご神木がある。

 ○宝物殿では国宝の直刀が展示されている。また、安政の大地震は起きたのが10月神無月であり、鹿島の神様も出雲へ行っている時、江戸で大地震があり、鯰が悪さしたのだろうと懲らしめている鯰絵が展示されている。絵には、鹿島の神様の後ろに役人など裕福な人たち、鯰の後ろには大工や瓦屋などがいて、地震が起きると儲かるので、鯰を応援する風刺絵もある。地震を治める神様で有名なので、要石を持ち、伊勢の神様より先陣を切って治める絵もある。

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