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菓祖神祭を執り行う

菓子業の発展と永続を祈願

菓祖神祭

 徳島県菓子工業組合では例年、菓祖神祭を行っております。

 菓子業の発展と永続を祈願し、安心安全なお菓子のご提供に精進する決意の機会となっています。今年はコロナ禍で中止や延期された行事も少しずつ行われ始め、12月13日に徳島市佐古にある椎宮八幡神社境内の中嶋神社にて菓祖神祭を執り行いました。

 中嶋神社本社(606年創建)は兵庫県豊岡市にあり、菓子の神様(菓祖神:田道間守命)が祀られております。『日本書紀』垂仁天皇紀によれば、垂仁天皇90年に田道間守は天皇の命により「非時香菓(ときじくのかくのみ)」橘を求めに常世国に派遣され、10年後の西暦100年に持ち帰ったことに由来し、果子の始まりと伝えられています。

祭礼に臨む組合員

 開催に際し参加を募ったところ、33社から玉串料を頂戴し、献上菓子も内15社から提供がありました。神前に祀る御鏡餅や紅白餅は組合員から提供を受け、御供物の昆布、若布などは地元の海産物問屋で、御神酒は椎宮八幡神社参道近くの酒造場で手配いたしました。

 祭礼当日コロナ感染対策もあり少人数での開催となりましたが、出席者はマスク着用で祭礼に臨みました。神前には御供物、御鏡餅、御神酒、紅白餅、献上菓子が祀られており神職が祝詞を読み上げ、御祓い、玉串拝礼と進み、神職のお言葉を頂戴し、無事終える事が出来ました。祈祷した紅白餅と御神酒、これらは御神札とともに撤饌として玉串料を奉納いただいた組合員各位にお渡しいたしました。

 お菓子を作るということそれはお菓子を通して人と人とをつなぐ幸せづくりでもあります。

 徳島県菓子工業組合員一同、安心安全なお菓子は勿論のこと、お客様の幸せづくり、笑顔づくりのお手伝いが出来ますよう、これからも精進して参ります。

 徳島県菓子工業組合・菓子屋の仕事委員長・前田浩史

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