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組合オリジナル商品りんごチップス試作

地元の農業法人とコラボ

りんごチップス

 松本菓子組合では、これまで新規の菓子店に組合への入会を勧めても、「組合のメリットを感じられない」との声が上がり、魅力づくりのために「組合オリジナル商品」を開発することにしました。組合員でもあり、農業法人を運営する会社「かまくらや」が、安曇野市の三郷地区で栽培したりんごを原材料にしてドライフルーツに加工して、「りんごチップス」を作りました。三郷小倉地区は北アルプスの麓で、昔からりんご栽培が盛んな名産地です。ほんのりとした甘酸っぱさが口に広がり、お茶菓子だけでなく、ウイスキーのつまみにも合います。また、このまま売るだけでなく、菓子の原材料としても利用できて、それぞれの会員店舗で思考を凝らして、新商品の開発にもつなげてもらえればと思います。40g入りで330円(税込み)の販売価格となります。全会員にサンプルが無料配布されました。

安曇野市の三郷地区で栽培したりんご

 あくまでも今回は試験販売となり、会員の皆様の声をアンケートでお聞きして、今後の展開を考えていきたいと思っています。組合オリジナル商品の開発だけでなく、組合オリジナル材料仕入れなども検討できればと考えています。地元の農家などとパイプをつくり、直接果物や野菜を仕入れて菓子の原材料として、「地産地消」につなげたいと思います。そうした取り組みにより組合の知名度が上がり、組合員でいることのメリットを感じて、新規会員が今後増えていくことを期待します。また地元産の農産物を使っていることで、消費者に食の安心を伝え、商品の付加価値を高めて、組合員の店舗の売り上げ増につながればと考えています。

 いずれにしても今回の取り組みはこれからの「たたき台」で、会員の声を集めて新しい商品開発や取り組みが展開され、組合がますます活性化していくことを期待します。

 松本菓子組合理事・田中浩二

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