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第50回信玄公祭りに参加して

武田兵糧丸などを販売

兵糧丸の販売

 10月27日~29日第50回信玄公祭りが秋晴れの中開催されました。信玄公祭りは戦国時代の名将・武田信玄の遺徳を偲び、例年開催されている県内でいちばん大きなイベントです。メインイベントは28日に行われる甲州軍団出陣。1000人を超える参加者が戦国武者姿で甲府市の平和通りを行進する様は圧巻です。今回は50回の記念として信玄公役に富永愛さん、山本勘助役に白須慶子さんを迎え華やかなお祭りとなりました。

 山梨県菓子工業組合で出店するのはコロナ禍をはさんで5年ぶりとなります。テントは山梨県観光推進機構で武将たちのお休み処として準備していただきました。

 菓子組合では、戦国時代の保存食をイメージした「武田兵糧丸」や懐かしいお菓子としてかるめ焼と紅梅焼・餅入りお汁粉を販売しました。

 武田兵糧丸は10年くらい前に新しい銘菓として菓子組合で製作したものです。平素は山梨県地場産業センターかいてらすでのみ販売しています。それぞれ特徴のあるお菓子が並び夕方には完売するほどの盛況ぶりでした。

 かるめ焼は実演販売をしました。焼き上がるまで多少時間がかかりますが、お客様は待っている間出来上がっていく様子を珍しそうに、また楽しそうに見ていました。初めて召し上がるお客様も多く出来立てのかるめ焼きを頬張っていました。

 紅梅焼は江戸時代、甲斐の国(山梨県)は幕府の直轄地となっていた為、甲府には江戸の文化が多く流入していました。浅草で生まれた「紅梅焼」が甲府に入ってきたのもこの頃だと思われます。今ではミルクやベーキングパウダーを加えふっくら焼き上げた「ソフト紅梅」が人気となっています。観光で訪れたお客様は店頭に並んでいる紅梅焼を見て「どんなお菓子ですか」と質問をいただきました。さっくりとした口当たりで大好評でした。

第50回信玄公祭り

 今回開催された信玄公祭りは3日間で23万人が訪れたと新聞発表がありました。菓子組合のテントにも多くのお客様に立ち寄っていただき、今までの中でいちばん多く販売できました。山梨県内のお菓子が少しでも紹介できたことは大きな収穫です。また来年も多くの組合員の商品を取り揃えて参加したいと思います。

 山梨県菓子工業組合理事長・内田長久

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