イベント開催&レポート
高知県レポートの投稿

久しぶりの技術講習会

今後の菓子製造の参考に

和菓子5品目

 コロナ禍の終息によって、久しぶりに高知県菓子工業組合主催の菓子技術講習会を昨年11月19日(日)に開催することができました。

 この3年余りの間、組合活動が制約され最低限の行事のみしか行うことできず、理事会や総会等ですら限られた状態が続いておりました。が、今回当組合理事である新月菓子舗の西村大輔氏よりご紹介いただきまして、千葉県の菓匠五香青柳の店主である仲嶋真輝氏を講師にお迎えし講習会開催の運びとなりました。会場は高知市にあるRKC調理製菓専門学校で、休校日にお借りすることができ朝10時~15時ごろまで行いました。和菓子5品目と季節の上生菓子(練り切り)等、現在自身のお店で販売をされている主力商品を含む技術の数々を分かりやすく手ほどきいただきました。大変有意義な時間であり、すぐに販売につながる勉強となりました。また、最近の菓子材料の使用方法など講習会に同行された4社(日の本穀粉㈱、群馬製粉㈱、㈱林原、伊那食品工業㈱)各メーカーの担当者より製品の特長をご説明いただき今後の菓子製造に大いに参考になったことと思います。

季節の上生菓子(練り切り)

 我々地方の菓子店は小規模経営の菓子店が多いです。時代の変化やニーズを的確に捉えて新しい商品を考案しながら、付加価値の高い商品づくりや地域の魅力を取り入れた値ごろ感のある商品、地元農作物を原料に用いた新しいスイーツ開発等今後取り組んでいかなければならないと講習会を通じて感じた次第です。

 講習会は、組合としても毎年は無理でも2年に1回ぐらいは実施していきたいと思っています。

菓子技術講習会

 最後に、1月1日に発生した能登半島地震は高知県にとりましても決して他人事ではなく、大変大きく受けとめております。石川県並びに富山県の菓子工業組合の被害に見舞われた方々に心よりお見舞い申し上げますと共に1日も早い復旧復興をご祈念申し上げます。

 高知県菓子工業組合事務局・森下広和