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北陸新幹線福井開業100日前イベント

~幸せもちもち満腹祭2023を開催~

幸せもちもち満腹祭2023

 12月2日(土)・3日(日)、JR福井駅前ハピリン屋根付き広場ハピテラスにて北陸新幹線100日前イベント「幸せもちもち満腹祭2023」を開催しました。このイベントは福井県菓子工業組合が実行委員会を組織し今年で4回目の開催となります。過去の3回はコロナ禍ではありましたが感染防止や入場制限などの対策をとり、毎年途切れることなく開催し、特に今回は2024年3月16日、北陸新幹線福井・敦賀開業を直前に控え、特に県外誘客を意識したPR、特別企画を加え、人々の幸せを願う応援イベントとして開催しました。

「菓祖神・田道間守命」を祀り、お供えした餅

 日本の餅の文化は伝統的に地域に伝承される年中行事が軸となり、正月をはじめとする節句等で餅が供えられ、ありがたくいただく風習が今も数多く残っています。

 福井県は餅の消費量が全国トップクラスで歴史的に仏事の伝承が深く根付いているため、冬の保存食や子どものおやつ等、福井を代表する食文化として位置づけられます。また、四季折々の餅が福井にはあり、様々な餅を楽しむことができます。

JR福井駅前ハピリン屋根付き広場ハピテラス

 「幸せもちもち満腹祭2023」では、福井の伝統的な餅の食べ方や子どもから大人まで大好きな各種多様な福井のもち文化を一堂に会し、発信しました。

 会場のシンボルとして「菓祖神・田道間守命」を祀り、お供えには餅の歳時1月~12月まで20種類の餅をお供えし、開会時には福井県護国神社の宮司さんに「五穀豊穣」「幸福祈願」のお祓いをしていただきました。

みたらし団子の販売ブース

 使用する餅米は組合契約米を収穫後、福井県護国神社でお祓いを受けて組合員に配布。幸せを願う「福いいネ!幸福祈願餅」として会場と福井県下の組合加盟店で一斉に発売!県内店舗・団体のブースでは様々な餅が実演販売され、あべかわもちの食べ比べ、おろし餅にぜんざい、きなこ餅、おはぎやお雑煮、みたらし団子などのブースがずらりと並びました。新しい取り組みとして「フルーツ丸ごと餅」「クレープ羽二重」「羽二重チーズサンド」「大福バイキング」などにも人気の列ができました。

あべかわもちの販売ブース

 また、子ども餅つきパフォーマンスを行うなど、親子で楽しめるコーナーもあり、会場は多くの人で賑わい、この施設では過去最高の2日間で約9200名の来場があり、県内の人だけでなく県外からの観光客にも福井の餅文化に触れていただくことができました。

 福井県菓子工業組合としましては、組合員の減少や参加意欲の低下等、課題が山積する厳しい時代ではありますが、新しい試みや話題を提供し、率先して菓子業界のリーダーシップをとり、組合の活性化、持続発展に力を尽くしてまいりたいと思います。

 そうした意味でも、今後もこの事業を継続し、福井の餅文化の継承と創造、全国に向けたPRを積極的に行い、福井県の観光や交流人口の拡大にも寄与していきたいと思います。

 福井県菓子工業組合副理事長・田中義乃

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